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2012.12.30

第3回 神戸アニマルケア国際会議 —ICAC KOBE 2014「人と動物の未来の為に」発表要旨

発表要旨

シンポジウム Ⅰ「身近に存在する人と動物の共通感染症」

主催人と動物の共通感染症研究会
趣旨:現在、私たちの周囲では、犬、猫以外にも、小鳥やカメ、ヘビ、トカゲなどのハ虫類、カエル、イモリなどの両生類、熱帯魚等さまざまな動物がペットとして飼育されています。今回のシンポジウム「身近に存在する人と動物の感染症」では、1.人と動物の共通感染症の最近の動向、2.狂犬病、3.サルモネラ症、4.皮膚糸状菌症、5.エキノコックス症、6.感染症対策について、それぞれご専門の先生にご講演いただきます。身近な人と動物の共通感染症について正しい認識を持っていただき、ペットと楽しく、快適に生活するための一助になれば幸いです。

シンポジウム Ⅱ「動物達が開く心の扉 ~CAPP活動15,000回を迎えて」

主催公益社団法人日本動物病院協会
サポート企業ロイヤルカナンジャポン

趣旨:公益社団法人日本動物病院協会は1986年より人と動物とのふれあい活動CAPP(Companion Animal Partnership Program)をスタートさせ、動物介在活動(AAA)、動物介在療法(AAT)、動物介在教育(AAE)の3分野に15,000回の活動を実践して来ました。この活動は、一般家庭に共に暮らす伴侶動物が飼い主(ボランティア)と共に人の福祉と医療と教育に大きな役割を担っています。

シンポジウム Ⅲ「暴力の連鎖:人間に対する暴力と動物虐待の関連性」

主催公益社団法人日本動物福祉協会動物との共生を考える連絡会
趣旨:人間社会の暴力の構図の中に動物虐待を入れるべきであるという考え方が世界的に最近は注目されるようになってきているようである。児童虐待、家庭内暴力、老人虐待、そして暴力的犯罪等の陰に見え隠れする動物に対する虐待行為の意味を専門家の意見を交えて論じる場を提供する。

シンポジウム Ⅳ「ずっと一緒に居られる」社会へ —飼い主を支えるシステムが実現する豊かな社会」

主催事務局
サポート企業ネスレ日本株式会社/ネスレピュリナペットケア
趣旨:飼い主を支える社会システムは
、ビジネスで成り立つものと福祉の2本立てとなる。40%が高齢者に、37%が単身者になる未来に、人と伴侶動物が『ずっと一緒に』居られる社会は如何に構築され得るのか。その広範な可能性を議論し、人と動物の幸せな未来予想図を構築したい。

シンポジウム Ⅴ「One World, One Health ~ 今、北極で何が起こっているのか? ~

主催日本野生動物医学会日本クマネットワーク
趣旨:地球規模での環境変化は、さまざまな野生生物に大きな影響をもたらす。現在、地球温暖化により北極圏の環境に異変がみられ、そこに生息するホッキョクグマなど野生生物に多大な影響が出始めている。今回は、日本から遠く離れた地での現象について、情報を共有し未来を展望する。

シンポジウム Ⅵ「畜産現場における野生動物被害」

主催応用動物行動学会
趣旨:野生動物による農林業被害大きな社会問題となっている。近年、家畜生産や飼料生産を目的とした畜産の現場においてもその被害が認識されるようになってきた。そこで、本シンポジウムは、畜産現場における被害の実態と農林業被害との関連、そして、その対策および野生動物との共存について考える。

シンポジウム Ⅶ「高度動物医療と終末期動物医療(安楽死処置を含む:平穏死について)」の現状は?

主催公益社団法人日本獣医師会
サポート企業DSファーマアニマルヘルス株式会社
趣旨:「家族の一員」、「社会の一員」であるペット(以下、家庭動物)に対する動物医療への要望が高度化かつ多様化する現代社会において、「高度動物医療と終末期動物医療(安楽死処置を含む:平穏死について)」という観点から獣医師、動物看護師、飼い主を交えてのシンポジウムを開催する。

シンポジウム Ⅷ「畜産Now! —食の安全と動物福祉—」

主催公益社団法人日本獣医学会
趣旨:農場動物飼育において食の安全の達成が求められて久しいが、今、動物福祉を考慮せねばならない状況が迫っている。本シンポジウムでは、食の安全と動物福祉はトレードオフなのか、相乗効果なのか、我が国の農場動物飼育はこれにどう対処するのかについて議論したい。

シンポジウム Ⅸ「奈良県いのちの教育 ー 子ども達へ「いのち」を伝える試み」

主催奈良県うだ・アニマルパーク振興室公益社団法人日本動物福祉協会公益社団法人Knots
サポート企業マースジャパン リミテッド
趣旨:奈良県「いのちの教育」により、様々な「いのち」に向き合い、子ども達の共感力と相手を思いやる心を引き出していく過程とその評価を議論し、人と動物の健全な未来に資する姿を展望する。