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2013.11.23

【報告】「ずっと一緒に居ようよ」プロジェクト 2013

PIIA Knots_Live Love OHANA_最終

「ずっと一緒に居ようよ」プロジェクトでは、
『第3回神戸アニマルケア国際会議 – ICAC KOBE 2014
~ 人と動物の未来の為に』 に向け、シンポジウムⅣを企画しました。

 

テーマ: 『ずっと一緒に居られる』社会へ ー飼い主を支えるシステムが実現する豊かな社会』
趣 旨: 飼い主を支える社会システムは、ビジネスで成り立つものと福祉の2本立てとなる。40%が高齢者に、37%が単身者になる未来に、と伴侶動物が『ずっと一緒に』居られる社会は如何に構築され得るのか。その広範な可能性を議論し、人と動物の幸せな未来予想図を構築したい。
動物管理センターへ動物達がやって来る理由、飼い主さんの病気や引越し等、特に高齢によるギブアップが
際立って来ています。
人生を支え合ったいのち。最後の最後まで、人も動物も納得のいく形で終わらせることは、
出来ないのでしょうか。
単身者の人に取っても、不慮の事故、病気、災害など、漠然とした不安は尽きません。

飼い主さんがきちんと立っていられれば、動物達は大丈夫なはず。
「飼い主さんを支えるセーフティネット」で、周りの人達も、あたたかい笑顔で居られて、人も動物達ももっと楽しく暮らせる社会にできるんじゃないか?

いろんな人が参加して、いろんな人で考えれば、きっと方法は見つかる筈。

一緒に考えてみることから、始めませんか?

ICAC2014-S

Ann Project への支援

今年も、石巻市で仮設住宅の飼い主さん支援で活動されている阿部容子先生の『Ann Projet』へ
「しつけ用Knotsクッキー」の支援を行いました。

あべ動物病院クッキー写真DSCN0002

 

『Ann Project の支援』

       

2011年4月に始めた『ずっと一緒に居ようよ』募金では、126,169円のご寄付を頂きました。
このうち手数料等を差し引いた金額124.489円を、Ann Project に寄付させて頂きました。
Ann Project は、ICAC KOBE 2012 ワークショップ4でご発表を頂きました石巻市あべ動物病院の阿部容子先生が、仮設住宅での飼い主さん支援活動として取り組まれている活動です。仮設から恒久住宅への次のステップを見据えての活動ということで、少しでもお力になれればと支援をさせて頂いております。

Ann Project 容子先生からのメッセージ

仮設住宅どうぶつ支援  Ann Projectの活動について

東日本大震災が発生してから、1年5か月が経とうとしています。あの日、多くの人たちやどうぶつ達が大切なもの、当たり前の日常を一瞬にして失いました。悲惨な体験や大切なものを失った悲しみは、今も薄れることなく多くの人たち、どうぶつ達の心に残っています。避難生活から仮設住宅への移行など、変化する非日常的な環境へのストレスも影響し、人もどうぶつ達も支援が必要な状況です。
現在、Ann Projectが支援をしている宮城県石巻市・東松島市・女川町の2市1町にある仮設住宅は、幸いなことにどうぶつ達と一緒に暮らすことが出来ています。しかし仮設住宅は、住んでいる方の地域が皆様々で、コミュニティーを再構築していかなければならない状態です。そのため、《吠え声》などに気をつかい、心労されている方が多く見受けられます。また、どうぶつ達は敏感に環境の変化・家族の心情の変化を感じ取り、地震や津波での恐怖心や心の傷によって、以前起こっていなかった問題行動(吠え・不適切な排泄、強い分離不安・地震恐怖症など)を起こしてしまうケースが多くみられます。
一方で、どうぶつ達がいることで家族はもちろん、仮設住宅に住む方たちの心の支え、癒しになっていることも事実なのです。
Ann Projectでは、仮設住宅に住んでいるどうぶつ達のヒアリング・生活をする上で困っていることのカウンセリング(問題行動の改善等)・マナー教室・トリミング・物資の援助などを行っています。仮設住宅生活が明るく・前向きな歩みになり、活動を通して出会った方々が、ネットワークを広げ居心地のいい仮設住宅生活になるように応援しています。また今後、災害復興住宅へ住居を移行していくようになります。その時、どうぶつ達のマナーが悪いなど苦情が出ることで、一緒に暮らせなくなることはとても悲しいことです。そのために、どうぶつ達が共に生きるなかまとして周囲の方にも受け入れてもらえることが、どうぶつ達にとっても幸せなことであり、暮らしていく環境を得るために大切なことと思います。
どうぶつ達との仮設生活にいっぱいの元気と幸せがあふれますように・・・!!
仮設住宅でどうぶつと共に生活をする上で抱えるさまざまな問題を解決、支援し、仮設住宅生活(どうぶつを飼っていない人も含む)を円滑にするネットワークをつくるものです。この支援活動により震災を共に乗り越え、どうぶつ達の命がこの土地でずーと一緒につながっていけることを心から願っています。

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