お知らせ

NEWS

2011.04.14

【お知らせ】「ずっと一緒に居ようよ」プロジェクト 

りぶ・らぶ・あにまるず東日本大震災飼い主さん支援活動
『ずっと一緒に居ようよ』プロジェクト その次へ


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「神戸で被災した人間やからこそ出来ることがあるん違うか?」そんな想いから始まったこのプロジェクト。シンプルな願いは、大切な家族であるペットと『ずっと一緒に居られること』。しかし、私達の前にあるのは、飼い主さんの頑張りだけでは何ともならない現実。そしてそれは、緊急災害時だけではなく、私達の日々に、普通に起こっていることでもあるのです。

このプロジェクトから生まれた
りぶ・らぶ・あにまるず第2回神戸アニマルケア国際会議ーICAC KOBE 2012 ワークショップ4『ずっと一緒に居ようよ− 飼い主とペットの*日常*を護るためにー』 (2012年2月19日 神戸ポートピアホテルにて開催)。
緊急災害時以外にも、様々な危機があります。飼い主さんの自助努力にも限界のある中、『日常を護る」という観点から、人とペットの社会的在り方を考えていこうという試みでした。

『ずっと一緒に居ようよ』。大切な家族に迎えた時、私達がペット達に掛けた言葉です。終生飼養の責任として求められてもいます。でも、それが自分一人の力では何ともならなくなった時、支えるシステムがあっても良いのではと考えます。
例えば、人生の最後に、最後の時間を共にするペットを看取りたいという願いは、「自分の力不足から叶えられないかもしれない」という不安は、誰もが漠然と抱きます。それを支えられるシステムがあったとしたら。人生の最後を、人にもペットにも素敵な満足感と共に迎えて頂くことが出来たら。引き取り理由のひとつに、飼い主さんの高齢化が増えてきているという統計の後ろに、沢山の切ない想いが隠されているように思います。人もペットも最後まで幸せな社会に向けて、私達にも、未だ出来ることがあるはずです。
『ずっと一緒に居ようよ』プロジェクトでは、緊急災害時の支援を切っ掛けに、『ずっと一緒に居られる社会ってどんなん?』という想いに至りました。東日本大震災飼い主さん支援活動と共に、この課題にも取り組んでいけたらと思います。

『Ann Project の支援開始』

『ずっと一緒に居ようよ』募金では、126,169円のご寄付を頂きました。本当に有難うございます。このうち手数料等を差し引いた金額124,489円を、Ann Project に寄付させて頂くことになりました。
Ann Project は、ICAC KOBE 2012 ワークショップ4でご発表を頂きました石巻市あべ動物病院の阿部容子先生が、仮設住宅での飼い主さん支援活動として取り組まれている活動です。仮設から恒久住宅への次のステップを見据えての活動ということで、少しでもお力になれればと支援をさせて頂きます。

Ann Project 容子先生からのメッセージ

仮設住宅どうぶつ支援  Ann Projectの活動について

東日本大震災が発生してから、1年5か月が経とうとしています。あの日、多くの人たちやどうぶつ達が大切なもの、当たり前の日常を一瞬にして失いました。悲惨な体験や大切なものを失った悲しみは、今も薄れることなく多くの人たち、どうぶつ達の心に残っています。避難生活から仮設住宅への移行など、変化する非日常的な環境へのストレスも影響し、人もどうぶつ達も支援が必要な状況です。
現在、Ann Projectが支援をしている宮城県石巻市・東松島市・女川町の2市1町にある仮設住宅は、幸いなことにどうぶつ達と一緒に暮らすことが出来ています。しかし仮設住宅は、住んでいる方の地域が皆様々で、コミュニティーを再構築していかなければならない状態です。そのため、《吠え声》などに気をつかい、心労されている方が多く見受けられます。また、どうぶつ達は敏感に環境の変化・家族の心情の変化を感じ取り、地震や津波での恐怖心や心の傷によって、以前起こっていなかった問題行動(吠え・不適切な排泄、強い分離不安・地震恐怖症など)を起こしてしまうケースが多くみられます。
一方で、どうぶつ達がいることで家族はもちろん、仮設住宅に住む方たちの心の支え、癒しになっていることも事実なのです。
Ann Projectでは、仮設住宅に住んでいるどうぶつ達のヒアリング・生活をする上で困っていることのカウンセリング(問題行動の改善等)・マナー教室・トリミング・物資の援助などを行っています。仮設住宅生活が明るく・前向きな歩みになり、活動を通して出会った方々が、ネットワークを広げ居心地のいい仮設住宅生活になるように応援しています。また今後、災害復興住宅へ住居を移行していくようになります。その時、どうぶつ達のマナーが悪いなど苦情が出ることで、一緒に暮らせなくなることはとても悲しいことです。そのために、どうぶつ達が共に生きるなかまとして周囲の方にも受け入れてもらえることが、どうぶつ達にとっても幸せなことであり、暮らしていく環境を得るために大切なことと思います。

どうぶつ達との仮設生活にいっぱいの元気と幸せがあふれますように・・・!!
仮設住宅でどうぶつと共に生活をする上で抱えるさまざまな問題を解決、支援し、仮設住宅生活(どうぶつを飼っていない人も含む)を円滑にするネットワークをつくるものです。この支援活動により震災を共に乗り越え、どうぶつ達の命がこの土地でずーと一緒につながっていけることを心から願っています。

 

 

容子先生から届いた、
『どうぶつと共に安全に避難するための一工夫』
東日本大震災の経験から生まれたちりめんの風呂敷1枚で出来る避難方法です。
皆さんも、いざという時の為に、練習しておきませんか?
クリックすると専用ページが開き、詳しい手順がご覧いただけます。↓

ー指定寄附のお願いー

阪神・淡路大震災、東日本大震災と二つの大震災に関わったことから始まった『ずっと一緒に居ようよ』プロジェクト。飼い主さんとパートナー達が、ずっと一緒に居られる社会に向けて活動を進めています。
Knotsの活動は、皆様の様々なご支援に寄って支えられています。特に資金の面では、皆様にご寄附をお願いしています。
この『ずっと一緒に居ようよ』プロジェクトに対しては、指定寄附も可能です。
指定寄附とは、「このプロジェクトだけに使ってね」と決めて支援することが出来る寄附です。
この『ずっと一緒に居ようよ』プロジェクト指定寄附に付きましては、その一部を石巻市あべ動物病院/阿部容子先生の被災した飼い主さん支援活動−Ann Project への継続支援とさせて頂ければと思います。
皆様、是非ご支援を宜しくお願い致します。

■ご寄付申込み及び口座
下記申込みページよりお申込み後、指定口座にお振込ください。
指定寄付お申込み

 

–『ずっと一緒に居ようよ』プロジェクト–
■ 発起人:りぶ・らぶ・あにまるずフェスティバル開催関係者
公益社団法人Knots /

六甲山カンツリーハウス/日本フリスビードッグ協会兵庫支部/株式会社エミット代表取締役岩堀覚/ギグレース協会/株式会社セレスポ/フランス地方料理MOMOKA/株式会社サン・クロレラ 国内営業部/アール・グラウンド らくいぬ生活/VIGORE/スパイス☆キッチンSANSARA/Dogs Life/犬の唄・徳田建/有限会社ドッグ・ツリー社/d-ma&co/NPO法人おーけすとら・ぴっと 就労継続支援(B型)事業所 Patch/~地球のLink~生きづらさを抱えた子どもたちとその家族、そしてみんなの情緒(心)の成長発達を考える会/一般社団法人 日本障害者乗馬協会/ファクトリートリム/デジタル・サン・ギャラリー/こずみっく わんにゃん くらぶ/阪神警察犬訓育所/

■ ご賛同(敬称略):
福地茂雄(アサヒグループホールディングス相談役)/奥野敦史(毎日新聞社)/柴内裕子(公益社団法人 日本動物病院福祉協会 顧問 / 赤坂動物病院 院長)/社会福祉法人 日本介助犬協会/社会福祉法人 日本聴導犬協会/キルトカフェ 足立知子/株式会社セラヴィリゾート泉郷/有限会社TINO/社団法人兵庫県獣医師会/益田晴夫(NPO法人 犬の総合教育社会化推進機構(OPDES))/Lab & Peace/日本フリスビードッグ協会/Mt.Castle/有限会社八木凸版印刷/株式会社N&Y/株式会社Rum/株式会社M&H/Hawaiian Humane Society