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2024.11.25

保護中: 【報告】人と動物の共生およびSDGs推進シンポジウム 2024 「ペットとの暮らしを活用する豊かな社会 -それを可能にする環境整備-(小早川 斉氏)」

《第2部》
人とペットが幸せに暮らせる環境整備をどのように行うか?

  • 事例発表 ③「ITが可能にする飼い主と地域を繫ぐ環境整備 -Wan!Passの取り組み事例から-」(ペッツオーライ株式会社 代表取締役 小早川 斉 氏)

Knotsの正会員でもあるペッツオーライ株式会社 代表取締役 小早川斉氏からは、人と動物の関係においてアナログな部分が多い中、ITを活用してどのようにペットツーリズムを盛り上げていくかを発表していただきました。愛犬とのお出かけを支援するアプリ「Wan!Pass」は、リリースから2年で利用施設数が3,000施設以上となり、各種メディアで取り上げられています。

まず、全国の「Wan!Pass」ユーザーに「ペットオーナーのお出かけに関する調査」を実施され、愛犬との主な移動手段は「自家用車」を利用する人が最も多いという結果から、旅の出発から目的地までの間のサービスエリアのドッグラン等でリフレッシュできるような環境作りと街づくりが重要で、これからのペットツーリズムには、移動・宿泊・食事・観光等が連携することも大切であると述べられました。

「Wan!Pass」を活用することで愛犬と同伴可能な店舗などを可視化できるだけでなく、狂犬病予防接種や混合ワクチンの証明書、入店・宿泊等の利用同意書もアプリ経由でデジタル手続きが可能となっています。利用可能な店舗等へのチェックイン機能もあります。また、日本はトレーニングの基礎を学ぶなど、最低限の飼育マナーが全体に浸透しておらず、各自が自分の感覚で「うちの犬は大丈夫」という具合にしつけの基準を決めてしまっている状況にあるため、アプリ内に「Wan!Pass認定士」がしつけレベルを認定する仕組みを作り、顧客マナーの状況についても可視化できるようにし、入店条件を設定することを可能にされています。利用料金は、登録される施設等や利用するペットオーナー双方が無料となっています。

ペッツオーライ株式会社は、山梨県富士川町とペット共生社会の実現に関する連携協定を締結されており、整備したドッグランに「Wan!Pass」を活用されたり、東京から富士川町へのバスツアーも実施されました。また、軽井沢観光協会との連携においては、軽井沢町の愛犬と同伴可能な店舗を「Wan!Pass」に掲載し、観光客の回遊の促進・愛犬と飼い主のマナーの啓発を目的として業務提携を行っておられます。
『全国の「Wan!Pass」ユーザーを対象に実施した防災に関する調査結果』もご報告いただき、災害時の同行・同伴避難が可能な場所やルールなどを把握している人が少ないという結果を受け、ペット防災の機能についても充実させていかれるとのことでした。

今回のシンポジウムでのご講演や事例発表においては、データに基づいたお話を多く聞かせていただきました。小早川氏の事例発表からも、ITを有効に活用していくことは、「アナログである動物との暮らしを遠くするものではなく、寧ろ高めていくもの」と改めて、環境整備の中でITの持つ可能性の大きさも知ることができました。

Knotsの正会員でもあるペッツオーライ株式会社 代表取締役 小早川斉氏からは、人と動物の関係においてアナログな部分が多い中、ITを活用してどのようにペットツーリズムを盛り上げていくかを発表していただきました。愛犬とのお出かけを支援するアプリ「Wan!Pass」は、リリースから2年で利用施設数が3,000施設以上となり、各種メディアで取り上げられています。

まず、全国の「Wan!Pass」ユーザーに「ペットオーナーのお出かけに関する調査」を実施され、愛犬との主な移動手段は「自家用車」を利用する人が最も多いという結果から、旅の出発から目的地までの間のサービスエリアのドッグラン等でリフレッシュできるような環境作りと街づくりが重要で、これからのペットツーリズムには、移動・宿泊・食事・観光等が連携することも大切であると述べられました。

「Wan!Pass」を活用することで愛犬と同伴可能な店舗などを可視化できるだけでなく、狂犬病予防接種や混合ワクチンの証明書、入店・宿泊等の利用同意書もアプリ経由でデジタル手続きが可能となっています。利用可能な店舗等へのチェックイン機能もあります。また、日本はトレーニングの基礎を学ぶなど、最低限の飼育マナーが全体に浸透しておらず、各自が自分の感覚で「うちの犬は大丈夫」という具合にしつけの基準を決めてしまっている状況にあるため、アプリ内に「Wan!Pass認定士」がしつけレベルを認定する仕組みを作り、顧客マナーの状況についても可視化できるようにし、入店条件を設定することを可能にされています。利用料金は、登録される施設等や利用するペットオーナー双方が無料となっています。

ペッツオーライ株式会社は、山梨県富士川町とペット共生社会の実現に関する連携協定を締結されており、整備したドッグランに「Wan!Pass」を活用されたり、東京から富士川町へのバスツアーも実施されました。また、軽井沢観光協会との連携においては、軽井沢町の愛犬と同伴可能な店舗を「Wan!Pass」に掲載し、観光客の回遊の促進・愛犬と飼い主のマナーの啓発を目的として業務提携を行っておられます。
『全国の「Wan!Pass」ユーザーを対象に実施した防災に関する調査結果』もご報告いただき、災害時の同行・同伴避難が可能な場所やルールなどを把握している人が少ないという結果を受け、ペット防災の機能についても充実させていかれるとのことでした。

今回のシンポジウムでのご講演や事例発表においては、データに基づいたお話を多く聞かせていただきました。小早川氏の事例発表からも、ITを有効に活用していくことは、「アナログである動物との暮らしを遠くするものではなく、寧ろ高めていくもの」と改めて、環境整備の中でITの持つ可能性の大きさも知ることができました。

「抄録」と「開催報告書」のデータをダウンロードしていただくことができます。
※表紙の画像をクリックするとPDFのデータが表示されます。

抄録
開催報告書

◎ 小早川 斉(こはやかわ ひとし)氏
ペッツオーライ株式会社 代表取締役
公益社団法人Knots正会員

株式会社リクルートの新規事業コンテストでグランプリを獲得しペットの「病気」「しつけ」「フード」など、24時間いつでもアプリから専門家に相談できるサービス「ペッツオーライ PET’S ALL RIGHT」を事業化。その後、事業成長を目的にリクルートからエグジットし、ペッツオーライ株式会社を設立。代表取締役に就任。
2022年に、犬同伴可の施設・店舗を検索することができ、狂犬病や混合ワクチンの接種証明書をデジタル化し施設や店舗利用時にデータでの証明書のやり取りが可能となるアプリ「Wan!Pass(ワンパス)」をリリース。
また、ドッグトレーナーが犬のしつけ習得レベルを認定する「Wan!Pass認定」を開発し、ペット入店可能な各店舗が入店条件にしつけレベルを設定でき、入店時にアプリを使い入店資格を証明できる取り組みをスタートさせた。
Wan!Passでは一般社団法人軽井沢観光協会やその他自治体や観光協会と協業し、ドッグツーリズムや地方創生の新たな可能性の開拓に挑戦している。

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