IAHAIO2013 カンファレンス報告会 参加報告
■開催日時:2013年10月20日(土)14:00 – 16:00
■開催場所:帝京科学大学北千住キャンパス
■参加費 :無料
■主 催 :ヒトと動物の関係学会(HARs)
■後 援 :公益社団法人日本動物病院福祉協会(JAHA)
少し雨模様にも関わらず、多くの方が集まり、今年7月に開催されたIAHAIO (international Association of Human-Animal Interaction Organizations)2013 シカゴ大会の振り返りが行われました。IAHAIOのこれまでの宣言も改めて配布され、その活動の意義を確認致しました。
会場では、司会の東京農業大学内山秀彦先生からIAHAIOの概要説明の後、IAHAIO 2013に初めて参加された学生の皆さんの発表があり、若い感性に場内は、温かい雰囲気に包まれました。国際会議には、このような教育的役割も求められます。
引き続き、実際にポスターセッションで発表された、麻布大学 小林愛様、帝京科学大学 濱野佐代子先生のご自身の発表や興味を喚起された演題等へのコメントがありました。
更に、IAHAIO 副会長を6年間に渡ってお務めになった、ダクタリ動物病院総合院長 加藤元先生より、IAHAIO の創設からの歴史のお話がありました。創設を呼び掛けたのは、故レオ・ビュースタッド学長(ワシントン州立大学総合大学獣医科大学)で、その理念は、「人と動物とのユニークな相互作用の研究とその成果を児童教育、社会教育、国際社会の医療と福祉に活かし、世界平和と地球環境の保全に役立てていく」というものだったそうです。ビュースタッド学長は、デルタ・ソサイエティ(現:Pet Partners)の創設者でもあられます。その先進的な意識の高さに、場内は、改めて感銘を受けておられました。
ICAC KOBE 2014 では、このビュースタッド学長にちなんで設けられたレオ・ビュースタッド賞の2012年受賞者であられ、IAHAIO2013 でもご講演された Dr. Thomas E. CATANZARO が、公益社団法人日本動物病院福祉協会(JAHA)ご主催のシンポジウム2でご講演下さることになっており、こちらも楽しみです。
最後に、主催者であるヒトと動物の関係学会 横山章光先生より、総評があり、IAHAIO 2016 パリ大会への期待を込めて、報告会は、無事終了致しました。
トップバッターとして、Knots は、IAHAIO フルメンバーに承認された旨、ご報告のお時間を頂き、理事長の冨永が、Knots は、社会教育の事業分野で、人と人、人と動物、市民、行政、企業、専門家の皆さまを繋ぐ結び目として、人も動物も幸せに暮らせる社会を目指して事業を行っていること、普通の伴侶動物と暮らす人々が構成メンバーであること、アドバイザリーボードを設置し、ビジネス・動物関係・マスコミ・行政等の幅広い分野で、高い見識を持った方々に評価・ご指導を頂きながら事業を進めていること等、お話しさせて頂きました。
皆さまにご活用頂けるフィールドを創るのが、Knots の仕事である部分が大きいため、このようなご紹介をさせて頂くことは余りなく、貴重な機会を賜りましたこと、改めて御礼申し上げます。