2013年5月18日(土)愛知県の愛・地球博記念公園内地球市民交流センターで行われた第3回介助犬フェスタ2013 認定報告会へ参加してきました。この介助犬フェスタには、Knotsも後援させていただいており、その様子をご報告致します。
名古屋駅から地下鉄とリニアモーターカーを乗り継いで到着したのが、「愛・地球博」が記憶にも新しい、その名も「愛・地球博記念公園」。リニモを降りてすぐの広い公園に、早速大型のワンちゃんが見え、いきなりテンションMAX。この日はお天気も良く緑豊かな公園にキラキラ光る日差しが降り注いでいて気持ちの良い場所でした。 公園内に入って行くと大学生のボランティアの皆さんからチラシを受け取り、大賑わいの出展スペースへ。ここには、シンシアの丘ブースや、チャリティーラッフルのブース、その他にも、協賛企業のブースが並んでいて、人もワンちゃんも多い!会場を散策していて気付くことが、この介助犬フェスタを楽しんでおられるのは、介助犬使用者の皆さんだけではなく、キャリアチェンジしたワンちゃんとその飼い主さん、ワンちゃんを連れて散歩がてらステージを見ておられる方、ワンちゃん連れ、お子さん連れでご家族みんなでお休みの日を楽しんでおられる方、もちろんデートや友達と一緒に来場されている方々など、様々な皆さんが楽しんでおられる印象を受けました。ワンちゃん中心の店舗や企画だけでなく、全ての人を含めてみんなが楽しめる内容になっていました。これは、Knotsも目指しております、「人を含む全ての動物が幸せな社会」を少し垣間見た気がして、とても嬉しくなりました。
会場を歩いていると、嬉しい偶然がありました。毎年Knotsで実施している「りぶ・らぶ・あにまるず賞」を昨年受賞された「TOYOTA DOGサークル」様がブースを出されていました。こんな素敵な偶然に驚きを隠せず、声を掛けさせていただきました。Knotsの名前を言うとすぐに思い出してくださりすごく嬉しかったです。
今回、このイベントでTOYOTA DOG サークル様は、「人と犬との快適なカーライフを提案する」ということで、車2台を使って展示を行っておられました。こうして見てみると、人間が快適にドライブできる車=ワンちゃん達にも優しいということが良く分かり、一緒のお出かけが楽しくなりそうなブースでした。TOYOTA DOGサークルは、 「このような快適スタイルを提案していくことにより、家族みんなが快適に楽しく過ごせるようになってほしい。そのために車が出来ることは何か?」という視点で活動をされているとのことでした。ここでも人を含めた全ての動物が幸せな社会を考えておられる方と出会うことができて、この後の取材活動にも力が入ります。
さて、そうこうしているうちに、本日のメインであります「感謝の集い2013認定報告会」が始まりました。
これは、昨年度認定を受けた介助犬と使用者さんのペアを皆さんに報告するもので、2012年度は5組の認定ペアが誕生しました。
まずは、日本介助犬協会会長の橋本氏によるご挨拶から始まり、映像による認定ペアの方々の紹介があり、ペアに認定されるまでの様子を紹介する映像を拝見しました。その後、使用者の方からご挨拶があり、介助犬を使用するという選択をされるまでのご苦労や、葛藤などをお話されていました。その中で印象に残ったのが、「介助犬とのペアを希望することは、これからの人生を自由に生きるための選択なのだ」というお気持ちがあふれていたことでした。先輩介助犬使用者の皆さんも来場されており、新たな認定ペアの誕生を暖かく見守っておられました。
この会場内でずっと考えた事。それは、「介助犬がもたらすものは何なのだろう」という事でした。それは、自由。便利さ。感動。笑顔。・・・・・・もちろん、その全てであると思います。ですが、何より私が感じた事は、それは、日常(普通)との再会ではないかということでした。これまで当たり前だった事、それが突然当たり前で無くなられた方々が、介助犬を通してもう一度、様々な日常を少しずつ取り戻していく。そして友達のようにいつも傍で助けてくれる存在が与えてくれる安心感。物理的にも精神的にも両方、何気ない日常の豊かさを一度にもたらしてくれる大切な存在なのだと強く感じました。
今回この介助犬フェスタにお邪魔し、家族、ペット、友達などの温かな絆の存在の大きさを改めて感じた大変有意義な時間となりました。