■エリザベス・オームロッド氏 |
Elizabeth Ormerod SCAS(コンパニオン アニマル研究会)会長。獣外科医。1975年グラスゴー大学卒業。 オームロッド氏は、人間と動物の絆の実用的な応用に深い興味がある。コミュニティーにおいては、地元の学校で道徳教育を行ったり、病院、老人ホーム、精神障害施設や刑務所などにアニマルアシステッド セラピー(AAT、動物介在療法)を導入したり、またペットを正しく飼うための準備の指導も含め、ペットオーナーがシェルターや老人ホームへ入る際のサポートなどを行っている。オームロッド氏は英国のペットハウジング推進連合「パースウェイ(Pathway)」の創設メンバーの一人であり、ランカシャーのマイヤーズコフカレッジに、新規にアニマル アシステッド セラピーの教養課程コースを立ち上げるのにも貢献し、英国の介助犬プログラム「ケーナイン パートナーズ(Canine Partners)」の共同創設者でもある。また、スコットランド刑務所のAATアドバイザーであり、ここ数年、最高厳重警備の刑務所のペットセラピストとしても活躍している。 オームロッド氏はまた、チャーチルのフェロー(評議員)として、アメリカ中を旅し、人と動物との絆についての優れた研究や実践を行っている施設を訪れている。英国内そして海外で、様々な施設においてのコンパニオンアニマルの役割についての研究を重ねてきた。 |
■メアリー・ワイアム氏 |
Mary Christine Whyham 1970年より、英国ランカシャーのプロベーション サービス(保護観察業務)に従事、アシスタント チーフ オフィサーとなる。地域や刑務所の法律違反者や犯罪者の更生に務める他、スタッフの教育と開発にあたる。2001年、バッキンガム宮殿にてエリザベス女王よりMBE(勲章)を授与される。 1997年より、地域のNHS(国民健康保険制度)トラストのノン エクゼキュティブ ディレクター(非常勤ディレクター)として PAT訪問犬制度を地域の病院に導入した。このプロジェクトは、アルツハイマー病患者に大変効果的であった。 1988年よりコンパニオンアニマル研究会の会員であり、1997年から2002年、同研究会会長を務める。エリザベス・オームロッド氏と共に、違反者・犯罪者の更生に動物ができる役割についての研究をいくつも行ってきた。また子ども達にペットが果たす役割の重要性についても書いている。 国際学会などでの主な講演・発表は以下の通り。 |