会議は、基調講演及び九つのワークショップで構成されています。 |
■基調講演「感染症はいかに制御できるのか」 日時:2012年2月18日(土) 10:30~12:30 会場:偕楽 主催:事務局 趣旨:感染症はいかに制御できるか。 スピーカー:長崎大学 学長 片峰 茂 先生 |
■ ワークショップⅠ「日常生活でペットからうつる人と動物の共通感染症」 日時:2012年2月18日(土) 13:30~16:30 会場:和楽 主催:人と動物の共通感染症研究会 司会・座長:岡部信彦氏/国立感染症研究所感染症情報センター センター長 趣旨:日常生活において、身近なペットからうつる人と動物の共通感染症について、病気の知識や予防の方法などを広く普及する。 スピーカー: 「猫からうつる病気:猫ひっかき病」 丸山 総一氏 /日本大学生物資源科学部 教授 「犬由来細菌感染症(ブルセラ症とカプノサイトファーガ症」 「オウム病を知る ー鳥と安心して暮らすためにー」 「わが国における動物由来感染症対策」 |
■ワークショップⅡ「「人と動物の絆.Human Animal Bond タイガープレイスと日本における代表的なアニマルセラピーの活動発表」 日時:2012年2月18日(土) 13:30~16:30 会場:北野 主催:(公社)日本動物病院福祉協会 司会・座長:戸塚裕久氏/公益社団法人日本動物病院福祉協会(JAHA) CAPP 委員長 協力: サポート企業:ロイヤル カナン ジャポン 趣旨: ペットを飼うことができる画期的な高齢者用居住施設で、人間と動物の絆について教え、学ぶためのケーススタディとして利用することができるタイガープレイスという場所があります。このタイガープレイスがもつ優位点についてジョンソン先生に講演いただきます。 スピーカー: <第1部> 「タイガープレイス:ペットと年齢を重ねていける素敵な場所」 Dr.レベッカ・ジョンソン/PhD, RN, FAAN ミズーリ大学獣医学部 ヒューマンアニマルインターアクション研究所(ReCHAI) 所長 IAHAIO(人と動物の関係に関する国際組織) 会長 <第2部> |
■ワークショップⅢ「東日本大震災から学ぶ今後の緊急災害時の動物救護~法的裏づけの必要性と平時からの準備」 日時:2012年2月18日(土) 13:30~16:30 会場:生田 主催:(社)日本動物福祉協会 司会・座長:山口千津子氏/公益社団法人日本動物福祉協会 獣医師調査員 協力: サポート企業:マース ジャパン リミテッド 趣旨:今回の震災は、大規模かつ甚大な被害の上に今までに経験したことのない原発事故と初めてづくしでした。その中での被災動物救護活動で浮上した問題を踏まえ、緊急災害時における動物救護活動をどの地域においても迅速・円滑に行うための法的整備や国・自治体・獣医師会・動物愛護団体・業としての動物飼養施設等の役割等について議論し、今後の対策に寄与できればと考えています。 スピーカー: 「東日本大震災における小動物の救護活動とシェルターワーク」 山口千津子氏/公益社団法人日本動物福祉協会 獣医師調査員 「(社)日本動物園水族館協会における東日本大震災被災園館への対応」 「新潟県中越大震災での動物救済活動」 |
■ワークショップⅣ「ずっと一緒に居ようよ -飼主とペットの*日常*を護る為に-」 日時:2012年2月19日(日) 10:00~13:00 会場:生田 主催:事務局:事務局 司会・座長:藤田宏之氏/日経ナショナルジオグラフィック社 編集担当 協力: 趣旨:緊急災害時の経験を踏まえ、平時でも起こりうる危機も含め、「市民の日常を護る」という観点から、飼い主と伴侶動物の社会的在り方について、今後の日本の社会システムの方策を提言。 サポート企業:ネスレ日本株式会社 ネスレピュリナペットケア スピーカー: 「東日本大震災における石巻の動物救護活動」 阿部俊範氏/石巻市 あべ動物病院 院長 「東日本大震災の現場から どうぶつ達と生きのびるために・・・」 「神戸市に引き取られる動物達の現状と課題」 「官民協働で取り組む「千代田区“飼い主のいない猫”との共生」 |
■ワークショップⅤ「One World One Health」 日時:2012年2月19日(日) 10:00~13:00 会場:北野 主催:日本野生動物医学会 司会・座長:村田浩一氏/日本大学生物資源科学部 教授/ よこはま動物園ズーラシア 園長/日本野生動物医学会 会長 協力: 趣旨:「One World, One Health」の概念に基づき、 生態系の健康に着目して、人の健康は全ての生き物や環境の健全性によって支えているのだということを、改めて認識し、今後の生き方(ライフスタイル)を模索する。 スピーカー: 「霊長類の自己治療行動—予防と治療」 「蚊が運ぶ病気と生態系の構造」 「ダニが語る生物多様性~寄生生物の進化的重要単位の意義~」 |
■ワークショップⅥ「東日本大震災における被災動物対応の現状と今後の課題 –放射性物質汚染への対応を考える-」 日時:2012年2月19日(日) 10:00~13:00 会場:和楽 主催:(社)日本獣医師会 司会・座長:伊藤伸彦氏 (北里大学獣医学部学部長) 協力: 趣旨:獣医師は、これまで大災害があるたびに、多くの方々の善意に支えられながら被災動物対応を実施してきました。そして、そのたびに、活動のノウハウを集積し、次の活動に役立ててきました。ところが、今回の東日本大震災は、これまでのノウハウが通用しないほどの、大規模な激甚災害であり、また、原発事故による放射性物質汚染>という新しい敵にも遭遇しました。本シンポジウムでは、今回の動物救護活動の実情について報告するとともに、今回の経験を、今後の対応にどのように役立てるかについて考えていきたいと思います。 スピーカー: 「震災から今日まで・・・-小動物における動物救護活動について-」 河又 淳 氏 /福島県動物救護本部 獣医師 「産業動物における動物救護活動について」 |
■ワークショップⅦ「多様な対応が求められる動物医療」 日時:2012年2月19日(日) 14:00~17:00 会場:和楽 主催:(社)日本獣医師会 司会・座長:細井戸大成氏/(社)日本獣医師会理事 (株)VR ENGINE 代表取締役 協力: 趣旨:環境、福祉、衛生等、様々な関係性を含有する動物との関わりの中、求められる獣医療も変化していく。今、求められる獣医療の様々な対応を明らかにしていく。 法人サポーター:DSファーマアニマルヘルス株式会社 スピーカー: 「生態系の健康を守るための動物医療」 「行政‥特に公衆衛生分野における獣医師」 「家庭動物医療の現状と今後~家族から社会の一員となった家庭動物への対応~」 |
■ワークショップⅧ「『食の安全を考える』 日時:2012年2月19日(日) 14:00~17:00 会場:北野 主催:事務局 司会・座長:吉川泰弘氏(日本獣医生命科学大学客員教授、東京大学名誉教授、東京大学特任教授 北里大学獣医学部 人獣共通感染症学研究室 教授) 協力: 趣旨『食の安全・安心』という言葉が世間に流布してから、かなりの年月がたつ。安全と安心は違うものだといいつつ、ヤヌス神のように離れられない二つの面となっている。また、畜産の分野では、口蹄疫や鳥インフルエンザのような国際感染症は、食糧の安定供給に関する問題であり、ユッケによる腸管出血性大腸菌症やBSE等の感染症、関心を集める放射能の問題は、食の安全にかかわる問題である。しばしば両者は混同して問題とされる。いずれにせよ、ゼロリスクがないなら、どのレベルのリスクが受け入れられるのかという厳しい問題がある。安心という信頼性を得るには、安全神話の押しつけでなく、消費者にも、相応の対応や予防の知識を求める必要がある。今回は、もう一度『食の安全』に付いて、その課題や取り組みを議論したい。 スピーカー: 「畜産現場における安全性の取り組み」 酒井淳一氏/山形県農業共済連合会参事 「毎日食べる”お肉”の安全性」 「食品のリスク評価−食中毒原因微生物、放射性物質−」 |
日時:2012年2月19日(日) 14:00~17:00 「ペットから学んだ異文化」 |