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2003.03.29

春休み子どもセミナー 「もっと知ろう!君も今日からワンちゃん博士」

主催:NPO法人Knots
後援:西宮市/兵庫県動物愛護センター
協力:日本フリスビードッグ協会 兵庫支部/和歌山県動物愛護センター(冊子提供)
日程:2003年3月29日(土)3:00時~16:00
場所:西宮市市民交流センター 体育室

去る平成15年3月29日、西宮市市民交流センターにて
春休み子どもセミナー「もっと知ろう!!君も今日からワンちゃん博士」を開催致しました。
当日は天候にも恵まれ、ワンちゃんの大好きな小学生と保護者の方が約30名参加して下さいました。全体を4つのプログラムに分け、犬という生き物について、クイズラリーや犬とのふれあい等を通じて学んで頂きました。
皆とても熱心に先生の話をメモしたり、中には鋭い質問を投げかけてくる子もいました。お子様の保護者の方も一緒に参加されており、子ども達と同じく身を乗り出す様に話に耳を傾けていらっしゃる姿がとても印象的でした。
1日だけで犬のことをすべて理解するのは難しいかも知れませんが、時々自宅にてご家族の方と今日のセミナーの内容を、話題にして頂けたらと思います。

犬の絵を描いてみましょう

急に言われると、意外に難しかった犬のお絵かき。人と犬の違いがわかるかな?

クイズラリー

5問のクイズにチャレンジしてもらいました。答えが出たところで、それぞれの詳しいお話を聞きました。どのクイズもみんな一生懸命考えました。

鼻のクイズ
ワンちゃんには分かる百万倍に薄めた
ボトルの中身は何かな?

毛のクイズ
ワンちゃんの毛とウサギやチンチラの毛は区別が付くかな?

目のクイズ
ワンちゃんにはどんな景色が見えるのかな?

汗のクイズ
ワンちゃんは主に何処から汗をかくのかな?実際に犬の肉球を観察し、スケッチしました。

耳のクイズ
ワンちゃんの耳は、人に比べて何倍聞こえるのかな? 犬笛で実験もしてみました。始めてみる犬笛に興味津々な子ども達も。

犬とのふれあい教室

講師の先生は、JFA日本フリスビードッグ協会兵庫支部の田淵先生と、しつけ教室をなさっている谷口先生です。ワンちゃんの事もきちんと理解した上での良い付き合い方を学ぶ事が出来ました。

ペアを作り、一人がしゃがんで一人が覆いかぶさる実験をして、犬が怖いと感じる気持ちを体感できました。
犬が置かれた5つの状況の絵を見て、どの犬が触ってよく、どの犬が触ってはいけないのか考えてみました。
犬と触れ合うときの注意やさわり方の指導を受け、実際にワンちゃんと触れ合ってみました。

犬との楽しい暮らし方

犬との生活の中でしつけは大切。そして、お互いの関係がきちんとできるとフリスビーなど犬と楽しめることも増えます。

フリスビーについての説明を受けました。ワンちゃんが取りやすい形になっていることもわかりました。
フリスビーを行うにはきちんとしたしつけが出来ていないと、いけません。服従訓練がどうして必要なのか、またどうやって教えてあげたらよいのかをわかりやすく説明して下さいました。
ワンちゃんと一緒にフリスビーを楽しむことも、服従訓練を基礎としていることがわかりました。そして実際に、子ども達の前で実演して頂きました。

最後に…

会場には田淵先生の愛犬ソフィア(3ヵ月・ボーダーコリー)が、社会化の為に来ていました。ソフィアがクレートトレーニングやアイコンタクトの勉強をしているところも、子ども達に見てもらいました。人と一緒に居る為に犬も頑張っていることや、最初からモデル犬のサンディやメロディのように出来る訳ではないことがわかって頂けたのではないでしょうか。
一緒に暮らすために犬も頑張っているのだから、人も頑張る必要があるということを実感されたと思います。
田淵先生から子犬を育てることは、しつけや飼養管理など、見て頂いたようにとても大変なので、安易に飼わないようにとのアドバイスがありました。犬を飼う前に犬の事をよく勉強してから、新しい家族にして欲しい、それが結局は不幸な犬や人を減らすことに繋がるということが、子ども達にも保護者の方にも伝わっている手応えを感じました。