事業の目的

Knots_heart

 1995年1月17日、 阪神・淡路大震災。この震災を経験した私達は、様々な場面で「ペットと暮らす」ことの難しさに直面し、同時に、共に暮らす動物達の存在の大きさを、改めて痛感することになりました。

「人と動物は、離れてはいけない」しかし、その為の必要な情報を持つ専門家と私達普通の飼い主の間は、当時さほど近しいものではなく、人や動物、市民と専門家等を繋ぐ「結び目」としてのKnotsが誕生し、「りぶ・らぶ・あにまるず」を合い言葉に、専門家の持つ正確な情報を市民に提供すべく事業を進めて参りました。

神戸は、「神の扉」という名前の街です。震災後、様々な扉が開かれ、私達は、身近なペットから、家畜や野生動物との関わり、“One Health”の概念に出会い、人の課題へと辿り着きました。インフルエンザ等の共通感染症、災害時の同行避難、飼い主支援、高齢者との関わり、子どもたちへの教育、食の安全、農業の課題、地球温暖化や環境問題、生命科学等々、「人もまた動物であり、動物の問題は、人の問題」だったのです。

人間には様々な「いのちへの責任」があるということに、改めて想いが至り、「お互いの存在に感謝し、生きている限りは幸せに居られることが、いのちに対する責任」とのICAC KOBE のキーワードから、「ひとつの豊かな地球は、ひとつひとつのいのちの幸せをつないでいくことで構築されていく- One World, One Life」の概念へと導かれました。

ひとつでも多くの喜びや幸せを創り出し、つないでいくことが、地球全体を豊かにしていきます。市民と専門家や組織を結び、様々な「いのち」に関わる情報を、普通の飼い主目線で収集・発信し続けることで、「人も動物も幸せな社会」の進展に寄与するべく、以下の事業を行っています。

 

事業一覧

国連の「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会を目指すSDGsの17の目標は、当法人の事業と目的を同じくするものであり、特にゴール17の「パートナーシップで目標を達成しよう」というのは、自治体や企業・他団体との連携を図り課題に取り組んできたKnotsの在り方そのものでもあります。各事業内容に当てはまるゴールは、下記の事業内容の項目をご参照ください。

SDGsとは?(外部リンク:外務省JAPAN SDGs Action Platform)


りぶ・らぶ・あにまるず賞(2000~2019)
人と動物の共生に尽力されている商品や企業活動を高く評価すると共に、感謝の気持ちを伝えます。   

 奈良県「いのちの教育展開事業」連携協定事業
奈良県と連携協定を締結し、共に「いのちの教育」の普及を推進しています。    

教育ツール共有事業
動物愛護教育およびヒューメイン・エデュケーションに関する教育・啓発ツールの共有事業を行います。    

行政からの委託事業
行政からの委託により動物愛護事業等の企画・運営を行います。  

講師派遣事業
教育機関や各種講演会、セミナー等へ講師派遣を行っています。  

情報提供事業
人と動物のよい良い共生に役立つ様々な情報をはじめ、他団体のイベント情報等もご紹介しています。  

野性動物有効活用推進事業
有効活用の推進は、「環境を守り、生態系を保全し、地域振興へ」と繋がります。 

障害者自立支援事業
安全、安心な犬用おやつを知的障害者の作業所さんとご一緒に、開発、製造、販売しています。 

ICAC KOBE(神戸 すべての生き物のケアを考える国際会議)
-One World, One Life- 地球上のすべての生き物の幸せについて議論を深めます。    

りぶ・らぶ・あにまるず シンポジウム
人と動物のより良い共生をテーマに国内外よりスピーカーをお招きし、皆さんと一緒に考えます。    

りぶ・らぶ・あにまるず フェスティバル
初心者向けドッグスポーツ大会、補助犬や神戸市犬譲渡制度のPRステージなど、 愛犬と楽しく過ごす一日。  

ずっと一緒に居ようよプロジェクト
飼い主さんの頑張りだけでは、解決できない数々の問題への備えを、一緒に考えていきませんか?
Rainbow Bridge Memorial Parkはこちら   

  六甲山カンツリーハウス ドッグラン事業
飼い主さん、犬達が安全に楽しめるドッグランを期間限定で運営。その他、運動会やゲーム大会も行います。 

  サーチ&アドバイザリー事業
人と動物の共生に関わる調査・研究やコンサルティングなどを行います。   

  SDGs推進事業 —One World,One Life—
「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会を目指すSDGs事業を推進します。