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〔審査員のコメント〕
ヒトと動物の関係学会 監事 井本史夫氏
JTBエース「いっしょに行こうよ」
犬連れでの旅行でも、普通のホテル・旅館に受け入れられる先駆けとなる企画に対して評価します。
旭化成「プラスわんプラスにゃん」シリーズ
建築界で、ペットも家族の一員という視点を導入されたことを評価します。
「ワンワンタクシー」共栄タクシー
単にペットを乗せるだけでなく、それ以外のフォロー体制も作られたことを評価します。
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P-WELL通信 編集長 斉藤則子氏
多くの人にとって、家は一生に一度の高価な買い物です。ある人は広いリビング、ある人は理想のキッチン、ある人は書斎の実現に夢をふくらませる。そんな一世一代の夢である家に、「犬猫と仲良く暮らせること」を最優先に考える住宅が出てきた!
その発想の大胆さを評価しました。一方で殺処分される不幸な犬猫が後を絶たないことも事実で、その矛盾には胸が痛みます。しかし、こんなふうに、家族の一員どころか"主役"として愛されるペットたちが、もっと増えることを願って一票を入れたいと思います。
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フォトジャ−ナリスト 児玉小枝氏
車を持っていない者にとって、犬や猫を動物病院や外出先に連れて行くのは至難の技。
自転車に乗せて行くのも難しいし…となると思い付く"足"がタクシーですが、頼みの綱のタクシーさんに「ペットは困る!」と断られた日には、まさに四面楚歌。これからは、ペット連れの送迎が、どのタクシー会社でも当たり前のサービスになると嬉しいですね。ペットが夜中に急病になった時などの救急車としてもぜひタクシーさんに活躍してほしいものです。人とどうぶつに優しいタクシー万歳! |
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NPO法人
日本聴導犬協会代表 有馬もと氏
ワンワンタクシーでお願いいたします。
特に、アシスタンス・ドッグについては、タクシーに乗れるのが助かります。 |
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〔総評〕
NPO法人 Knots
各部門ともペットと快適に暮らせるための何か、という視点で選ばれていると思います。かつてのことを考えれば、ペットと暮らす人達にとってはどんどん良い時代になっていくようです。グランプリは、わんわんタクシーとエースJTB「いっしょにいこうよ」の決選投票となり、結果的にはエースJTB「いっしょにいこうよ」がグランプリとなりましたが、どのような目的であれペットと共に移動するという行為に対しての、サポート体制が注目され始めているということではないでしょうか。これは、即ちペットも家族の一員として社会に出て行く時代となっていることを裏付けているのでないでしょうか。
今後、私達も社会に受け入れられるようなペットとの暮らし方について、企業の皆様に負けないように考えていかねばならないと思います。2002年度もノミネートの募集を開始しております。皆様の更なるノミネートの推薦をお待ち致しております。
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