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2003.09.13

夏季子どもセミナー 「みんなの友だち、ラビット君セミナー」

主催:NPO法人Knots
協力:西宮市獣医師会
後援:兵庫県動物愛護センター/西宮市
日時:2003年9月13日(土)13:00〜16:00
場所:西宮市市民交流センター 体育室

平成15年9月13日(土曜日)、西宮市市民交流センターにて夏季子どもセミナー「みんなの友だち、ラビット君セミナー」を開催致しました。
会場には幼稚園児から小学生低学年の、うさぎをはじめとする生き物が大好きなお友だちが集まりました。 
このセミナーを通して、どの生き物にも同じ大切な命があり、彼らを知ることで彼らとより良く共生していくことを学びました。
また地球上で、私たちも同じ生き物として生活を営んでいる事を感じてもらえたと思います。

セミナーに入る前に

うさぎを題材にした物語(ピーターラビット・ミッフィ-・不思議の国のアリス)を紹介。
昔からうさぎと人との付き合いは長く、物語や神話等でもたくさん登場し馴染みの深い動物です。
まず、うさぎの種類について説明がありました。
その中から、日本では学校飼育動物でも身近なアナウサギ属と自然界でたくましく生きているノウサギ属の違い、その他数が少なく珍しいため国の法律で保護されている「天然記念物」のアマミノクロウサギ属についても紹介され、子ども達は「うさぎ」の種類の多さに驚き、メモを取っていました。

うさぎと友だちになろう

西宮市獣医師会 学校飼育動物対策委員会の安田先生(安田動物病院)より、うさぎの生態、体のつくり、しぐさの観察、飼いウサギ(アナウサギ)とノウサギの違い等をパワーポイントで説明を受けました。
その中で子ども達が特にびっくりした事は、環境さえ整えばうさぎのオスとメスが一緒にいると一年で200匹位に増えてしまう話で、保護者の方も驚かれたご様子でした。
その後、実際にネザーランドロップイヤー(ユーポス君)と自分の心臓の音を聴診器で聴き比べたり、抱き方や触り方を教わりました。うさぎは体の割に肺が小さいので、呼吸数が多いこと、また心臓も小さいため、私たち人間よりも心拍数が早いことがわかりました。
また、先生とうさぎの足を観察して、前足・後ろ足の指の数が違うことや、犬や猫のような肉球が無いことも勉強しました。

お家にうさぎがやってくる

自分のお家にうさぎがやってくると仮定して、模擬の買い物をして頂きました。
子ども達はうさぎを飼うために必要な品物が書いてあるプリントを手に、各お店のコーナーを周り、品物のシールを集め、その品物の値段を予想して、プリントに記入していきました。
次にその品物がうさぎに何故必要なのかを、うさぎの習性や生態の説明を加えながら品物の値段を解答しました。答えが出ると子ども達は自分の予想した値段と比べながら一喜一憂していました。この時間の中で、子ども達はうさぎを適正に飼うにはこれらの物を揃える必要があり、それなりにお金が掛かるということも理解してくれたと思います。

最後の挨拶

西宮市獣医師会 学校飼育動物対策委員会の水澤先生(すばる動物病院)は、人間も地球上に生きている動物である事を忘れずに、自分以外の生き物や植物・自然のこともよく理解して、大切に出来る人になりましょうとおっしゃっていました。