インターペット 見学報告
●日時 : 3月31日(木)~3日(日) 10:00-17:00
※3月31日(木)はビジネス来場者のみ
●会場 : 東京ビッグサイト
●主催 : 一般社団法人ペットフード協会・メサゴ・メッセフランクフルト株式会社
3月31日〜4月3日までお台場の国際展示場にて第6回インターペットが開催されました。
ホールの規模も2倍に拡大し、出店社数も359社まで拡大。芸能人や様々なゲストによりパネルディスカッションなど、ペットマーケットが様々な分野から注目されていることを感じさせるイベント規模となっておりました。
今回私は4月1日の会に参加してきたのですが、金曜日の平日にもかかわらずペット連れのユーザーが多く来場しており、賑わいを見せていました。
その中でも特に注目を集めていたのが「フォトブース」です。ペット連れの飼い主たちが列をなし、設置された特設フォトブースに愛犬を座らせ様々な衣装に身を包み撮影されている姿が多く見受けられました。
ペットグッズ関連では、留守番しているペットを見守るカメラ内蔵型のデバイスや体調を管理するウェアラブルデバイスなどを発表する会社がいくつか存在し、ペット領域へのIOTビジネスへの注目が高くなってきていることを強く感じさせられました。
また、平均的に高所得層が多いという見え方からワーゲン、ベンツ、ボルボといった海外車メーカー、そして輸入ワインの専門業者などのブースも目出しました。
様々なブースが思考を凝らすなか、一番大きく目立っていたのがマルカングループの「ゴン太」でした。
ブースも天井まで伸びるゴン太像が印象的だったのですが、来場者にゴン太の顔が入った大きいバッグを配布することで、飼い主に対してくまなくプロモーションすることに成功していたように思います。
ステージではペットとの楽しいライフスタイルについてやフォトコンテスト、シニア犬についての話、高齢者とペットの共存についてなど、様々なトークが繰り広げられておりました。
そんな中で気になったこととして、ファンイベント(フォトコンテストなど)にはペットを連れたユーザーが集まってくださるのですが、今のペット業界をどうしていくべきか、飼い主がどう考えていくべきなのかなど、業界の問題や議論などのトークイベントには業界関係者ばかりが集まってしまい、一般ユーザーが集まっていなかった印象を覚えました。
私はまだペット業界に入って日がそんなに長くありません。しかし、この業界に入ってみて多くの新事実を目にすることになりました。
これは飼い主が情報を収集できていないのではなく、我々ペット業界の人間が情報発信をしきれていないということが問題だと、1年前までただの犬好き飼い主だった私は感じています。
私達の活動をもっと多くの人に知ってもらい、理解してもらい、全国の飼い主たちと一緒により良いペットライフを作り上げていくことが、人と動物の共存を実現する上でもっとも重要なことではないか。
業界の人間たちだけが語り、動いていても、それはただの独りよがりになってしまうのではないか。
そう感じた一方で、このようなリアルイベントに多くのペット飼い主が集まっている状況を目の当たりにし、この業界特有の計り知れない熱量ならば、皆が一丸となれば世界を変えることはできるだろうと実感した一日でした。
Knots 正会員 小早川 斉