お知らせ
NEWSピックアップ 2022.11.14
【報告】「ひょうごSDGsシンポジウム」参加
日時:令和4年10月24日(月)13:00~15:00
場所:兵庫県公館 大会議室
主催:兵庫県 共催:神戸経済同友会 協力:JICA関西
【プログラム】
☆SDGs落語「拝啓 浦島太郎さん」(落語家 三遊亭わん丈氏)
主催者あいさつ(兵庫県知事 齋藤元彦氏/神戸経済同友会代表幹事 服部博明氏)
☆基調講演「SDGsでつなぐ、ひょうごの魅力、ひょうごの未来」
(サンメッセ総合研究所代表/サステナブル・ブランド国際会議 ESGプロデューサー 田中信康氏)
☆事例発表等(発表順)
灘高等学校生物研究部
関西学院大学「KG SDGs キャンパスサポーター」「Re.colab KOBE」
株式会社ソーイング竹内
☆閉会あいさつ(兵庫県知事 齋藤元彦氏)
10月24日(月)から10月30日(日)の一週間、兵庫県庁が全庁を挙げてSDGs施策を集中的に実施する「兵庫県庁SDGs WEEK」のスタート・イベントとして、『ひょうごSDGsシンポジウム』が開催されました。
「SDGs推進事業―One World, One Life―」が公益事業として内閣府の認定を受けているKnotsは、このたび「ひょうごSDGs Hub」※に入会させていただき、このシンポジウムにも参加させていただきました。基調講演や事例発表等を通して、参加者の皆様と共にSDGsについて考え、共に学ばせていただきました。
※ひょうごSDGs Hubは、SDGs達成のために、県内の企業や団体など、多様な主体が連携して、社会的課題の解決と地域活性化の両立を図る公民連携組織として設置されました。
兵庫県内でSDGsに取り組む、または関心がある自治体、企業、団体、教育機関が加入対象となっています。
5年ほど前から「海のプラスチックごみ」をテーマに全国で講演をして回っておられる落語家・三遊亭わん丈さんのSDGs落語に続いて、主催者として兵庫県の齋藤知事がご挨拶されました。今年5月の兵庫県SDGs推進本部発足に続いて10月の「ひょうごSDGs Hub」発足のご紹介だけでなく、「貧困や環境問題、教育、ジェンダー等の社会課題の解決に向けての取り組みを見える化することであらゆる世代に知ってもらい、故郷を愛する心を育んでいきたい」と述べられました。
「大阪・関西万博」が開催される2025年をターゲットイヤーとし、兵庫県のSDGsの取り組みを「ひょうごフィールドパビリオン」として全県で展開されるということです。また、同じく主催者挨拶として、神戸経済同友会代表幹事の服部様が、「本業を通じて地域の社会課題の解決に取り組むことで、企業の発展・地域活性化につながる」と語られました。
基調講演の中では田中氏がSDGsに取り組むメリットや、兵庫県には素晴らしい魅力を持った企業が多数存在していることにも触れられ、これらの企業をつなぐことがSDGs推進における自治体の役割ではないかと話されていました。
事例発表の中では、最初に灘高等学校の生物研究部の生徒さんが、住吉川の豊かな生態系での取り組みについて発表されました。「昔から自分たちが行ってきたことの中にSDGsが内在している」と述べられた上で、もともといなかった生物が放流されている問題について提起され、生態系を守るために「川にごみを捨てない」「ペットは最後まで飼う」と自分たちにできることをやっていきたいと力強く発言されていました。
関西学院大学の「KG SDGs キャンパスサポーター」さんは、ジョギング・ごみ拾い・GPSアートを組み合わせたGPSプロギングや学内での古着回収など、具体的に行っているSDGsの取り組みについて発表されました。また、「Re.colab KOBE」さんは、耕作放棄地の再生や海や山のブルーカーボン事業など、カーボンニュートラルの取り組みにつながっている活動について紹介されました。
このように、高校生、大学生という若い世代の方たちの取り組み事例に、会場に集まられた皆さんも大きな拍手をおくられていました。
県内の企業からは、KnotsがSDGs推進について包括連携協定を締結している多可町にある株式会社ソーイング竹内の代表・竹内様が、地域の清掃活動のように身近な人々の笑顔のために取り組んでこられたご経験や、コロナ禍においてより安全な布製マスクの生産・供給と自治体への寄贈などの地域社会への貢献について発表されました。
シンポジウムの最後に、「全ての県民がSDGsを自分ごととしてとらえ、行動していく」ことを目指し、齋藤知事から「ひょうごSDGs宣言」が高らかに宣言されました。知事ご自身も、知事としての日常の業務をタブレットで行いペーパーレス化に努めておられ、使用する紙の量が激減して仕事の効率アップにつながったと、正に今実践されていることについても語られました。
今回のシンポジウムへの参加を通して、誰一人取り残さない社会の実現に向け引き続きSDGs推進に取り組み、ステークホルダーとして貢献させていただきたいという決意を強くすることができました。
Knotsの「SDGs推進事業―One World, One Life―」については、以下のリンクをご参照ください。