「みやざき動物愛護センター」の取り組み紹介
平成29年4月に宮崎県と宮崎市が合同で設置した「みやざき動物愛護センター」では、センターの開設にあたって本来の動物愛護管理の業務に加え教育の役割を担う施設として、県下の小学校に動物介在教育である「いのちの教育」を提案し実践しています。小学生の段階から身近な動物に関する正しい知識や習性を理解し、適正飼養を考えることで、保護されたり捕獲されたりして動物愛護センターに入ってくる動物をなくしたいという目的です。
そこで、この取り組みを県下全域に広めるため、学校の道徳教育との関連も図りながら、動物愛護センターの職員(教職経験者・獣医師)が、各小学校の学級担任とティームティーチングで授業に取り組んでおり、「いのち」をキーワードに、動物と人とのかかわりを通して、他者と共に生きることや生命の尊厳への自覚を高めることを目指しています。
授業実践に当たっては、学習プログラムを学校の教育課程に位置づけられるように編成し、奈良県で実施している「いのちの教育」の教材等を参考にしながら、宮崎県ならではの「いのちの教育」に取り組み、さらに活動の輪を広げるために、学校独自でも実践できるように、ホームページ上に教材教具等をアップするなどの支援を行っています。
「みやざき動物愛護センター」のウェブサイトはこちら。