第6回補助犬研究会 報告
日時:平成26年 7月 5日(土)
会場:神戸大学医学部神緑会館
プログラム(敬称略)
開会の辞・司会 神戸大学大学院 保健学研究科 三浦 靖史
来賓挨拶・メッセージ紹介
一般演題
・ 「介助犬広報啓発活動 ~リハビリテーション専門職へのアプローチ~」
スイッチオンサービス 石川 智昭
・ 「肢体不自由児特別支援学校の教員に対する介助犬に関する調査」
日本介助犬協会 田辺 冬華, 山口 歩, 遠藤 大輔, 水上 言, 高柳 友子
・ 「介助犬希望者へ介助犬貸与に至らなかった(至っていない)事例
1)特定非営利舌動法人兵庫介助犬協会、2)甲南女子大学、3)
北澤光大1)、井土希1)、神沢信行2)、戎広子3)
・ 「介助犬の啓発活動前後での認識変化の調査~作業療法士を対象に
1)牧リハビリテーション病院, 2)大阪保健医療大学 松田 那帆1), 吉田 文2), 山田 隆人2)
・ 介助犬デモンストレーション
日本介助犬協会 訓練部 山口 歩, 田辺 冬華
主題講演
・ 「盲導犬ならびに盲導犬育成事業のあらまし」
社会福祉法人兵庫盲導犬協会 山本 大輔
・ 盲導犬デモンストレーション
社会福祉法人兵庫盲導犬協会 宮本 奈都美, 山本 大輔
閉会の辞 甲南女子大学 看護リハビリテーション学部 神沢 信行
研究会ホームページ:http://www2.kobe-u.a
夏も間近に迫ったこの頃、第6回補助犬研究会が、開催されました。
新入り事務局員の髙島が出席させて頂きました。
今回で、第6回目の開催となる補助犬研究会。この日は、補助犬の現状をよく理解し、もっと社会が受け入れられるようにという想いをもったプレゼンターのみなさまが集結しました。リスナーの席には学生の方々が多くみられました。
プログラムにありますように、リハビリテーション専門職、介助犬、盲導犬というあらゆる角度から発表がありました。現場で働いておられる方の意見を聞くことでよりいっそう理解が深まります。実際にデモンストレーションを見ることで介助犬、盲導犬のできることを知ることができました。
盲導犬の話の中で知っておいてもらいたい「4つのお願い」があったので紹介させて頂きます。 1.声をかけない 2.触らない 3.食べ物を与えない 4.信号の色を伝える というものです。1~3は補助犬はお仕事中、大変集中しています。だから少しのことで集中力が削がれ、事故の原因となります。4は犬は赤色が見えにくいそうです。だから、信号の色を伝えてあげるだけで、補助犬利用者は安心して横断することができます。
デモンストレーションの様子
補助犬を社会の中で活かしていく、その陰にはたくさんの方の大変な努力があることを知りました。私が本日学んだことはその氷山の一角かもしれませんが、たくさんの人が理解することで社会は変わっていくものだと思います。これからの補助犬のご活躍を楽しみにしています。