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「第2回神戸アニマルケア国際会議」が盛大に開催されます。心からお喜びするとともに、世界各地から兵庫・神戸にお越しいただいた皆様を歓迎します。
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りぶ・らぶ・あにまるず第2回神戸アニマルケア国際会議2012が、ここ神戸の地で再び開催されますことを心よりお祝い申し上げますとともに、全国各地からお集まりの皆様を歓迎いたします。 |
ICAC KOBE2012開催に当たって |
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神戸アニマルケア国際会議(ICAC)は、阪神・淡路大震災15周年にあたる2009年、震災の経験から学んだ様々な「命に対する責任」について考え、情報発信するための機会として、現在公益社団法人のKnotsを中心として開催され、今回2回目の開催を迎えます。
この2回目のICACは「その医療と健康管理」-人と動物の未来の為に-というテーマを掲げ、前回にも増して意義ある情報発信の場とすべく、開催準備が進められてきました。そして、まさにそのさなかに、東日本大震災が東北地方を襲いました。 目を背けたくなるような惨状がテレビを通じて放映される中で、私たちを心から勇気づけたのは、再度立ち上がろうとする気概を見せる被災者の方々の姿と、国内外の様々な立場の方から寄せられる温かい支援でした。 このような時期だからこそ、日本獣医師会は、動物に係わる専門家・科学者の団体として、我々獣医師が考える「命に対する責任」について紹介するとともに、我々の職域に係わる様々な情報を提供すべきであると考え、この会議の主催団体に名を連ねさせていただくこととしました。 今回、日本獣医師会は動物医療の多様性に着目し、市民の皆様に情報をお届けします。この会議を通じて、「獣医師」と「動物医療」に対する皆様の理解が深まることを望みます。 |
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第2回神戸アニマルケア国際会議2012の開催を心からお祝い申しあげます。 |
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第2回神戸アニマルケア国際会議2012の開催おめでとうございます。開催に際し投稿させていただきます。 さて、神戸市は、1995阪神・淡路大震災によって壊滅的な被害を受けました。都市部に起こった直下型の大震災としては、関東大震災以来の被害の大きさを持ったものでした。神戸のみで考えれば、500年ぶりの未曾有の災害でありました。以来神戸での被災者は「一日も早い復興」そして「安心して安全なまちづくり」を合言葉に復興への様々な事業に取り組んできました。当時わが国では「ボランティア元年」といわれ、「絆」「希望の灯り」などなど被災者やボランティア活動に携わった方々の心に深く刻まれた言葉がありました。 そして、2011年3月11日に発生した「東日本大震災」その後に発生した「福島原子力発電所の事故」は、これまたその規模・被害の大きさにおいて、世界で4番目の震度に象徴されるように未曾有の災害でありました。加えて、第2次世界大戦時に投下された原子爆弾によって放射能汚染等の被害を受けたわが国は、また放射能被害に苦しむこととなりました。 しかしながら、大きな悲しみと恐れに支配された私たちは被災地から遠く離れているものの、この度のような広域大規模自然災害に対して何らかの支援をしなければならないと感じ、阪神・淡路大震災当時全国の皆様からいただいた、大きな支援にお答えするものとして、私自身も微力ではあるものの4月に入り仙台空港が臨時に開港した時期被災地に入り、被災者の皆様、とりわけ動物に関する支援体制の調査、要望の聞き取りを行い「災害時動物救援対策本部」等関係機関に要望してまいりました。 その際に、被災地での「動物救護対策支援センター」を作るに際して、地元自治体の対応は、やはり被災者優先で対策が実施されるため、動物に関するものまではなかなかといった対応も見られました。が、阪神・淡路大震災を経験した私たちにしてみると、動物の一時預かりや里親探しといった、被災動物にのみ関係する支援活動ではあっても、被災者の自立した復興に向けて、被災者自らが悲しみから復興への立ち上がりへと「被災者意識」の転換を図ることができる重要な事柄のひとつであると確信しています。 「絆」は2011年の言葉に選ばれました。まさにこの「絆」こそが、追い込まれがちな被災者意識を救える唯一のものであると考えます。「人と動物の絆」は「人と人との絆」に通じる極めて重要なものであると考えます。 |
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2009年12月の第1回目の開催から、何と時の過ぎるのは早く、そして大きな課題が私達の前に示されていることでしょう。ともすれば、その道の遠さに暗澹とした気分になります。
しかし、長崎大学学長片峰先生より基調講演の要旨を頂いた時に、私には、少し希望が見えた気がしました。まず、問題を解決するには、全ての当事者が力をひとつにして歩む必要があること。そして、もし、それができたとしても、その人達がゴールを見られるとは限らないということを、改めて認識致しました。だとすれば、今、私達は、ただ将来を見据え、知らない後の時代の誰かの為に、黙々と自分の役割を果たしていけばよいのではないでしょうか。ともすれば、即日の結果を求められ,また、自身でも追い求めがちですが、壮大な地球の営みの時間の中に、また自分も包まれ、その一員として生きているのだという新しい感覚を持つことが出来ました。 『命に対する責任』をテーマに掲げるこの会議は、生ある限りは「幸せ(ハウオリ)」で、お互いの存在に「感謝(マハロ)」していくことが、「命に対する責任(クレアナ)」と捉え、様々な経験を持つ神戸の街には、ある種の役割があるとの認識から、神戸を表す「アクア(神)」と「プカコモ(扉)」も一緒に、皆様と『命に対する責任』を考えて行く場として、第2回目を迎えることができました。ご自身が果たすべき役割に付いて、皆様が想いを致される場となれば、それこそが、会議の成功だと考えております。 この場をお借りして、この試みを現実のものとして下さった全ての皆様に、心より感謝申し上げます。そして将来の見知らぬ誰かの幸せの為、力をひとつにし、今後も共に歩みを進めて頂ければと願っております。 |