神戸21世紀・復興記念事業/環境省動物愛護週間地方行事
りぶ・らぶ・あにまるず21 -21世紀の人と動物の共生に向けて- 主催:りぶ・らぶ・あにまるず21実行委員会 特別協賛:振りスキー株式会社 |
21世紀最初の「りぶ・らぶ・あにまるず」は環境省・兵庫県・神戸市・NPO法人Knotsで構成されるりぶ・らぶ・あにまるず21実行委員会の主催で 神戸で2日間、開催されました。
2001年9月22日(土)の神戸国際会議場メインホールでの国際シンポジウム
『人と動物の共生へ向けて~人には何ができるのか~』
9月 23日(日)のワールド記念ホールでのパブリックフォーラム
『21世紀の人と動物の共生へ向けて~いっしょに生きよう!~』
が行われました。
スピーカー: | [ご挨拶] 神戸市助役 前野保夫氏 兵庫県県民生活部健康福祉局長 中島英三氏[基調講演] ペット法学会副理事長 吉田 眞澄氏[パネルディスカッション] 司会 コーディネーター ペット研究家 山﨑恵子氏 パネリスト ドイツ/ フランス/ 日 本/
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シンポジウムオープニングで、アメリカで起きた恐ろしい事件のために、直前に来日がかなわなくなられたHSUSの副会長リック・スウェイン氏からのメッセージを御紹介し、事件でお亡くなりになられた方々及び阪神淡路大震災でお亡くなりになられた方々と動物の為に黙祷を捧げました。 その後、神戸市助役前野氏及び、兵庫県県民生活部健康福祉局長中島氏のご挨拶を頂きました。そして、ペット法学会副理事長吉田真澄氏の基調講演、各パネラーのスピーチ、パネルディスカッションへ入りました。
当日は、環境省と兵庫県からのプレゼンテーションもあり、また、ベルリン動物愛護協会代表フォルカー・ヴェンク氏が現在建設中の保護施設をスライドにてご紹介下さったり、パネルディスカッションでは、WSPAの法務統括責任者であるドラガン・ナスティック氏よりEUの現状についてもお話頂きました。多様な経験をお持ちのフランスのアメリア・タルジ氏のお話は、特に直接活動に関わる人達にとっては、大変興味深かったようです。
来場者の方々も基調講演を始め各パネラーのスピーチに、熱心に耳を傾けておられました。最後の質疑応答でも来場者からの質問に、各パネラーの方々が丁寧にお答えになっておられました。短い時間でしたが、諸外国の事情に触れることが出来、大変意義深いものとなりました。
阪神・淡路大震災でお亡くなりになった方々や動物達、先日のアメリカで起きた恐ろしい事件の犠牲者の方々への黙祷からプログラムが始まりました。
犬同伴OKの会場には無料のカフェ・コーナーも設けられ、飼い主の足元でおとなしく待っている様子も見られました。前日の国際シンポジウムの海外パネリストの方々のスピーチや介助犬や麻薬探知犬などのデモを関心深げに眺める人や各動物関係団体のブースではそれぞれ興味を持ったブースで立ち止まる人や、熱心にお話をされている人も見られました。
WANWANマナーウェアファッションショーでは、毛を落とさないなどの工夫や、5秒で脱ぎ着できるレインウェアなど、人と犬のより良い生活が楽しめる工夫がなされたウェアを着た犬を楽しそうに写真に撮ったりしていました。 「20世紀のりぶ・らぶ・あにまるず賞」の表彰式も行われ「スタジオジブリ」がグランプリに選ばれました。
最後の抽選会では海外パネリスト(ドラガン・ナスティック氏)とのジャンケン大会で犬と泊まれる「合歓の郷」の宿泊券を射止めた小学生の男の子は大喜びをしていました。来場者の方々の犬達はマナーも良く、楽しく1日を過ごされていました。
このイベントを通じて国の内外を問わず、沢山の方が、協力して下さり、ここで培われた結びつきというのが、日本及び世界における今後の人と動物の共生について大きな財産となったようです。
・「三人の写真展」