アメリカ・ペットフード協会、麻布大学主催「第7回ペットとふれあいシンポジウム」
チャリティフォーアニマルズ実行委員会主催「第2回 Charity for Animals」
(ペット研究会「互」/優良家庭犬普及協会/動物との共生を考える連絡会)ご報告
8ヶ月を迎えた編集犬ピーチ(ノーフォークテリア/女の子)に、重要任務が与えられました。東京でのアメリカ・ペットフード協会、麻布大学ご主催のシンポジウムと山崎恵子先生のチャリティパーティに出席する理事長のお供をして、「フォーシーズンズホテル椿山荘 東京 お泊まり体験」をリポートするというもの。ぴーち頑張れるでしょうか?
取り敢えず、乗り馴れた飛行機は軽くクリア。羽田空港からは、ホテルへ向かうリムジンに乗ります。
先日のスポーツドッグ大会で、ケーナインフリースタイルの国際ジャッジ高山先生から、じゃんけん大会でゲットしたロゴス社のキャリーバッグをプレゼントされた理事長は、喜々としてこれを使用。「ピーチが軽くなった!」と嬉しそう。
90分程で、いよいよホテルに到着。
そこはもう、夢のクリスマス。
お時間ギリギリの理事長を、チーフコンシェルジュの川村様が、スマートにサポート。そこには、今 日ぴーちをお世話して下さるZOO GROUPの小野様がスタンバって下さっていました。
こちらでは、チェックインが終わっていれば、契約のペットシッターさんが、お部屋で一緒に過ごして下さいますが、理事長は、まだチェックインの時間ではなかったので、ZOO様にお預けとなりました。時間指定送迎料金が6000円。午後8時まで1250円。そこから1時間超過ごとに1000円です。(概ね、午後11時頃まで)今回のぴーちお預けは、8250円なり。
フォーシーズンズホテル椿山荘 東京を経営する藤田観光様では、社員向けに補助犬サポートの講習会もなさったとのこと。ルールを伺っていると、基本的に、お部屋に一人で残さないなど、人間の赤ちゃんと同じような基準でわんこの安全を考えて下さっているという印象を受けました。また、ホテルスタッフの方々が、全ての場面で程よくフレンドリーで、ホスピタリティという言葉を実践されている、貴重なホテルだと思います。
「第7回ペットとふれあいシンポジウム」
理事長は、東京大学山上会館で行われた、アメリカ・ペットフード協会、麻布大学主催の「第7回ペットとふれあいシンポジウム」へ。
座長:柴内裕子先生(赤坂動物病院院長)、司会:左向敏紀先生(日本獣医生命科学大学教授)
後援:アメリカ大使館、日本動物病院福祉協会
基調講演は、「犬と歩こう、健康になろう」。ミズーリ大学人と動物の相互作用研究センター所長で、ヒトと動物の関係に関する国際組織(IAHAIO)の新会長レベッカ・ジョンソン先生。ジョンソン先生は、ヒトの看護学がご専門です。
講演では、肥満であることによる、2型糖尿病や心血管系疾患、運動しないことによる死亡リスクなど、何を取っても女性の方が良くない結果であるという報告に嘆きながらも、犬と一緒に歩くことは、お金もかからず、継続出来るものであり、しかも1年続けると、体重減少、BMI(肥満度指数)に明らかに優位差が出たという、希望の光を見いだすことができました。
実は、ミズーリ大学は、看護学部と獣医学部が近くにある全米6つの大学のひとつで、とても恵まれた環境にあるとのこと。その環境を活かして、連携した研究をもっともっと押し進めていかれるそうです。そのような意味でも、IAHAIOの果たす役割は大きく、例えばAATの全世界的データベースの構築など、IAHAIOでできることを、毎週電話で会議されているそうです。
そして、IAHAIOメンバーであるヒトと動物の関係学会(HARS)様、日本動物病院福祉協会(JAHA)様を要として、皆様と一緒に仕事をしていきたいとおっしゃっておられました。本当にワクワクする時代になりました。
この後、太田光明先生(麻布大学教授)のご講演です。「動物の何が人の健康に影響を及ぼしているか?」という先生のご研究のテーマに沿ってお話がありました。その中で印象的だったのは、幸せホルモンのオキシトシンが、犬との関係が良好と答えた飼い主では、30分のふれあい後に上昇するが、良好でない場合は上昇せず、関係が良好でないとした方が、犬の問題行動を抱えている飼い主79%と近似値になるというご指摘でした。人も犬も幸せになるためには、まだまだ、せねばならないことがあるようです。
その後のパネルディスカッションでは、活発な質疑が行われ、ジョンソン先生のお人柄もあるのでしょう、とても温かな雰囲気の中で、終了しました。
「第2回 Charity for Animals」
夜は、華麗なパーティーへ。すべての動物に優しい社会を目指し、また、チャリティーという支援スタイルを拡げていくために、チャリティーフォーアニマルズ第2回として更にパワーアップして開催。会場は越久田記子様のミニコンサートやピアニスト堀内様の生演奏、ダンスパフォーマンス、そして最後の豪華賞品の当たるラッフルズ抽選会と、山崎恵子先生の司会で、ゴージャスに進んでいきます。この抽選券も1セット1000円で購入するチャリティの一環です。
京王プラザホテルには、補助犬の他、優良家庭犬普及協会の認定犬「優良家庭犬(R)」も受け入れて頂けたとのこと。
理事長は、旧知の木村佳友様ご夫妻とエルモちゃんを始め、普段あまりお会い出来ない方々に会場でお会いし、楽しい時間を過ごさせて頂きました。木村さんと、10年以上前に初めて兵庫県のホテルで講演会をした時のことを懐かしくお話しし、華やかに着飾った飼い主さんと寛ぐワンコたちを眺めながら、「いい時代になりましたね」と更に温かい気持ちで会場を後にしたのでした。ご準備をなさった皆様、本当に大変だったことと思います。お疲れ様でした、また、有難うございました。
そしてホテルに戻ると、ZOO様の優しいお姉さんがぴーちをお部屋まで連れてきて下さいました。ぴーちは、ノーフォークテリアの男の子にも出会い、楽しく過ごさせて頂いたとのこと。有難うございました!
お部屋には、バスルームにサークルが用意してあり、わんちゃんは、こちらで過ごすことになります。素敵なバスルームに、ぴーちも、ご満悦。
ちなみに、アメニティはロクシタン。お部屋の中も素敵です。
「椿山荘にふさわしく」なければと、頑張ってお洒落もしてきた甲斐がありました!今回のポイントは、マナーパンツとお洋服。ホテルでワンちゃんと一緒に宿泊する場合、一般的なマナーとして、やはり気になるのが、おしっこの失敗と抜け毛。Knotsの受け入れ調査でも、苦情はこちらに集中しています。
マナーパンツは、第一衛材様のP.one。しっぽの上で交差するように止めるので、ずれませんし、パッドも、元々ヒトの衛生材料のメーカーさんなので、かぶれたりといったこともなく、もちろん安心の吸収力。「慣れないところで万が一・・」という不安を取り除き、飼い主さんの気持ちの安定にも。これがわんちゃんとの関係では意外と大切ですからね!
お洋服は、3Dの型紙で作るドッグピース様のもの。立体的な裁断なので、長く着ていても、ぴーちも気にしません。スカートで少し隠してあげると、「如何にもパンツです!」という感じはしなくなりました。
ホテルの中では、全てバッグに入れて移動し、レストランに行く時は、シッターさんに預けるのが基本なので、ぴーちが外に出ることはなかったのですが・・。
朝ごはんは、ルームサービス。ご覧下さい。素敵過ぎです。こちらは、ヘルシーなコース。特にほうれん草とカッテージチーズのクレープは、朝の光の中の「幸せ」感倍増です!
朝のお部屋は、本当にここが都心であることを忘れさせてくれます。お庭も見事です。
今回改修中でしたが、三重塔や滝もあり、狸も住んでいるそうです。犬の散歩はできないそうですが、狸さんがいるなら、それも大切かと思ってしまいました。ぴーちはバッグに入って散策。紅葉が綺麗です。名前の由来になっている椿の頃は、また格別なのでしょうね。樹齢500年の椎の木や、古い石像など、落ち着いた気持ちにさせてくれます。そこに鐘の音が響き渡り、チャペルからお二人が出てこられライスシャワー。今日は大安。隣接する椿山荘とあわせて20組以上のウェティングがあるそうです。お幸せに!! |
ホテルのショップで、ダックス2頭と暮らす素敵なご夫婦と少しおしゃべり。ペットが宿泊出来ることをご存知なく、「次回はきっと一緒に!」「教えて下さって有難う!」とぴーちとの出会いを喜んで下さいました。いつか、椿山荘で再会出来れば良いですね!理事長の失敗は、早くチェックアウトしてしまったこと。ぴーち連れだとレストランに入れないので、午後3時半に空港でぴーちを預けるまで、何も口にできませんでした。お昼を頂いてから、チェックアウトすべきでした。ご参考に!
更に空港に向かうリムジンの中では、ドイツから来られたご家族に遭遇。バス停に停まる度にやって来てくれる可愛らしい姉妹と国際交流!編集犬ぴーち、取材修行の旅は、結構、頑張れたのではないでしょうか。