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2002.03.24

春季子どもセミナー 「人と牛のかかわりあい」

日時:2002年3月24日(日)10:00時~15:00
場所:兵庫県動物愛護センター 多目的ホール
共催:兵庫県動物愛護センター/特定非営利活動法人Knots
協力:兵庫県食肉衛生検査センター/兵庫県農業改良普及センター/兵庫県皮革産業協同組合連合会(ビデオ)

春休み、家族連れや子どもたちが「牛」という動物にテーマをしぼり、4つの視点から、いかに牛をはじめとする産業動物が食となり、それ以外にあらゆる部分が私たちの生活の中で無駄なく役に立っているのかを改めて考え直す機会となりました。

牛を大切に育てる

兵庫県農業改良普及センターで技術吏員をされている井上智晴先生が、但馬牛の特徴や改良をクイズを交えながら説明して下さいました。
牛を誕生させて、子牛市(いち)に出すために立派な子牛に育てる方がおられることや、その市(いち)で子牛を購入された酪農家の方が肉用の牛としてセリに出されるまでの間、愛情を持って大切に育てられている過程をスライドに沿ってお話しされました。

牛がお肉になり食卓へ

兵庫県食肉衛生検査センターにて獣医師として様々な検査を担当されている神田郁先生に牛が実際にお肉になるまでの過程をスライドを交えてお話して下さいました。多くの方々のおかげで私たちは安全でおいしいお肉を頂けることに感謝です。今、狂牛病等で世間をさわがせていますが、1頭1頭の検査のお話を伺いとらえ方に変化がでたようでした。

お肉以外に様々な役に…

Knotsが担当し、生活の中での牛が役立っている食料品や製品をクイズ形式で紹介しました。その中で多くの需要を占める皮製品に焦点をあて、生皮からなめし皮になるまでの工程をビデオで見たり、なめし皮を使ってのしおり作りを通じて牛という動物を身近に感じてもらいました。

牛を通じて私たちは…

「たった100gの牛肉を作るために、私たちはそこに生息する樹林や生き物たちも含む熱帯雨林、9平米位を利用させてもらっている」このお話に私たちは自然環境も含め今後考えていかなければいけない事がたくさんあります。
何気なく食べている牛をはじめとするお肉も生命(いのち)があり、その生命にもたくさんの穀物を必要とし、その穀物も多くの方々に育てられたということ、「いただきます」その気持ちを忘れずに頂きましょう