平成26年度 大分市「いのちの教育プログラム」実施 レポート

平成26年度 大分市「いのちの教育プログラム」実施 レポート

 

大分市では、平成25年度から奈良県うだ・アニマルパークで行われている「いのちの教育プログラム」を導入しました。

平成26年度は実施校を増やし、大分市内の小学2年生、4校4クラスに「いのちの教育プログラム」を行いましたのでその様子を、報告いたします。

 

【プログラム Ⅰ】

 生徒たちと会話しながら、少しずつ距離を縮め、授業をすすめていきました。

かわいい張り子の人形を取り出すと、その瞬間、生徒たちの目の輝きが一気に増しました。それまで、大人しかった生徒たちもぐっと授業に引き込まれ、積極的に発表を始めました。

 市内中心部を離れ自然が豊かな小学校と市内中心部の小学校とでは、生徒の発表内容がやや異なり、地域性が出ることを感じました。自然に囲まれた小学校の生徒は、自分の生活を通して得た動物に関する知識が豊富である一方、市内中心部の小学校の生徒は、テレビやインターネットを通じて動物に関する様々な情報を得ている印象を受けました。

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【プログラム Ⅱ】

 プログラム Ⅰのおさらいを行うと、どの生徒も大きな声で発表してくれます。

 各プログラムを1週間程度の間隔で行いましたが、プログラムの内容を生徒たちはよく覚えていてくれました。興味、関心の高さがうかがえます。

 心音計で生徒一人一人の心音を確認する際、静かに心音に聞き入る生徒もいれば、心音に合わせて手を叩きそのリズムを感じている生徒もいました。

 人間と動物の命と心について話をするこのプログラムⅡでは、子供たちが内側にひめている感受性の強さ、まっすぐな気持ちを見せてくれる場面に遭遇することが多く、はっとさせられることが多くありました。

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【プログラム Ⅲ】

 手を積極的に挙げない生徒も、自分なりの思いや考えをしっかり書いてくれました。

 他の生徒の発表を聞くことで、新たな気づきがあったり、自分の意見に自信を持つ生徒の姿も見られました。

 ペットとの約束では、「毎日」、「いつも」という言葉が聞かれ、ペットの世話は責任をもって継続して行わなければいけないということが自然に理解できているようでした。

 また、プログラムを重ねるにつれて、家畜からは「命をいただいている。」という言葉が生徒たちから自然に発せられるようになったことも印象的でした。

 野生動物との約束は、ペットや家畜と比べて想像することが難しいかなと思っていましたが、自分が今できる具体的な行動をたくさん発表してくれました。

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 授業を終えて、「『いのちの教育ってなんだろう?』と思っていたけど、3回の授業を受けて、良く分かった。」という感想を述べた生徒たちがいました。

 また、生徒から「楽しかった。」という声も多く聞かれました。

 子どもの心をひきつけるポップな教材と、子ども自身に考えさせ意見を発表してもらう行程により、楽しく学べ、自然に学習意欲が高まる素晴らしいプログラムであると本プログラムを実施し感じたところです。

 生徒たちの瞳の輝きと、プログラムを重ねるにつれ動物たちへの共感が深まっていく姿を見るにつけ、私たち職員も授業に込める熱量が上がります。

多くの子供たちのために、今後も継続して本プログラムを実施していきたいと思います。