第4回 神戸 すべての生き物のケアを考える国際会議2015 —ICAC KOBE 2015 会議アドバイザー紹介

 

会議アドバイザー紹介

 (順不同)

竹内 勤氏(慶應義塾大学 名誉教授/慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所 客員上席研究員)

 

熱帯医学、寄生虫学 アメリカ国立衛生研究所、長崎大学熱帯医学研究所所長・長崎大学アジア・アフリカ感染症教育研究拠点長(併任)の経験などを通じ、感染症の世界的な課題に取り組んでいます。グローバリゼーションに由来する社会・政治・経済の急速な変化により、感染症及び関連する健康問題の諸課題及びこの分野の危機管理への対応が求められており、それに対する人材育成も急務です。現在、公益財団法人 医療研修推進財団理事長、学校法人 聖路加国際大学公衆衛生大学院 設置準備委員会・特任教授、Expert Advisory Panel、WHO、Framework Initiative for Safe and Secure Society、Government of US/Japanのメンバーも務め、様々なアプローチを行っています。

竹内勤

松沢 哲郎氏(京都大学 霊長類研究所 教授/公益財団法人 日本モンキーセンター 所長) 

 

霊長類学、比較認知科学。人間と動物という二分法から決別するときだと思います。人間は動物界の一員だからです。人間と自然という対置からも決別するときだと思います。人間は自然の一部だからです。日本人の文化的背景に仏教があります。仏教的世界観では生命は流転します。来世では虫にもなるし、また鳥にもなる。それがさらに人間にもなる。この地球上にすむ、時空を超えた生命のつながりを「ワイルドライフ」と表現しました。人間を含めた自然そのもののことです。野外研究すなわちフィールドワークを基盤にワイルドライフを探求する学問の確立をめざして、京都大学に「霊長類学・ワイルドライフサイエンス」リーディング大学院を設立しコーディネーターをしています。

松沢哲郎

奥野 卓司氏(関西学院大学 総合図書館長・社会学部 教授/放送大学大学 院客員教授/山階鳥類研究所 特任研究員)

 

1995年に甲南大学の教員として阪神淡路大震災に遭遇。2年間、同大学、神戸市の復興計画に携わったのち、現在の本務校に着任しました。動物行動学者のM.W.フォックスによる「イヌの心がわかる本…エソロジーの視点から」などを翻訳していたことから、震災前後に東京大学(当時)の林良博教授らとともに、ヒトと動物の関係学会を設立し、同学会副会長として、家庭動物と飼い主の関係を文化人類学、社会学の立場で論じるとともに、動物愛護運動の参画者となってきました。また、阪神間の豊かな文化による以外に日本の再興はないと考えており、『江戸<メディア表象>論』(岩波書店)他、人形浄瑠璃、歌舞伎からアニメまで、上方の、とくに動物の芸術・芸能表象に関心をもって、クールジャパンの国際的展開で活動しています。

 

奥野卓司