お知らせ

NEWS

2014.12.23

教育ツール共有事業について

全国の動物愛護(管理)センターへの教育ツール・共有事業について

 

現在、全国の動物愛護(管理)センターなどでは、「いのちの大切さ」や「適性飼育」「殺処分数減少」を目的とした、子どもたちへの教育活動の必要性に対する認識が高まっています。こうした現状を踏まえ、全国の動物行政に関わる皆様に、動物愛護教育およびヒューメイン・エデュケーションに関する教育・啓発ツールの共有事業を展開させて頂くことにいたしました。

現在の日本における教育・啓発に関する取り組みは、日々の多忙が業務の中で、各自治体の職員の熱意と努力によって、各地で個別にプログラムを開発して実施されているのが現状です。しかし、こうしたプログラムは、本来、広く一般市民の共有の財産としてブラッシュアップしていくことが望ましく、可能な限り各地での実施状況や反省点を共有し、さらに教育現場とその時代に則した内容に改良を加えていける体勢を整えることが必要ではないかと感じております。

ここでご紹介させて頂くツール類は各地の動物愛護(管理)センターと共に企画開発を行い、すでに導入されて教育現場での実績のあるもので、各自治体の皆様のご理解とご協力の上、掲載させて頂いております。少しでも多くの動物行政の現場で、子どもたちに「いのちの大切さ」を伝える教育が実施される機会を提供し、人と動物の幸せな共生を実現する心豊かな社会が実現される未来へ向け歩みを進められるご支援となることを願っております。これらの教育ツールに関心をお持ちの方や、これらを使用してのツールの制作をお考えの方は、Knots事務局までお問合せ下さい。

チラシ参照:日本語 English

  •  各自治体オリジナル・ツール作成のお手伝いをさせて頂きますので、お問い合わせください。
  • 日本におけるヒューメイン・エデュケーションの向上と各自治体間の連携を計るため、可能な範囲で使用実績やレポートのご提供をお願いします。ウェブサイトにて、随時ご報告させて頂きます。

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2016年

「動物愛護カルタ」

 動物と人間の関わりや、愛護教育に必要な文言を織り交ぜたオリジナル・カルタです。
(使用自治体:奈良県桜井保健所動物愛護センターなど)

【特色】分かりやすいキャッチコピーを聞いて、遊びながら動物と人間の関わりを学ぶことができるツールです。愛護教育に馴染みの薄い実施者でも子どもたちにメッセージを伝えられるように、読み札にはワンポイントの知識が書き込まれています。子どもたち同士で、札を読む係、取る係の役割分担をすることも可能ですので、雨の日のイベントに最適です。

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「学習シート」

動物を飼うために必要な知識や、飼い主の責任などを学習することができるシートです。
(使用自治体:奈良県桜井保健所動物愛護センターなど)

【特色】楽しいイラストとキャッチーなデザインで、さまざまな課題を学習します。大人が伝えたい内容だけを押し付けるのではなく、迷子になった犬がひとりで家に帰って来るのが難しいということを実感するため、迷路で遊びながら体感できるような内容になっています。
※各自治体のオリジナルのシートを作成することも可能ですので、ご相談ください。

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No.1_名札をつけましょう No.2_ゴミ箱の中身 No.7_つながる命 No.10_5つの自由!?

 「まちがい探しクイズ」

街の中で暮らしている人と動物のイラストを見て、正しい飼い方(接し方)と間違った飼い方をクイズ形式で見つけるシートです。裏面には、それらに対する解説とアドバイスが記載されています。
(使用自治体:兵庫県動物愛護センター/神戸市動物管理センター/奈良県桜井保健所動物愛護センター/その他ボランティア団体多数)

【特色】子どもたちは迷路やまちがい探しクイズが大好きです。正しい飼い方(接し方)、間違った飼い方(接し方)を具体的にイラストで見て、それを自分で探すことによって、擬似的な体験として関わり方を学ぶきっかけを与えます。

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表1-表4 表2-表3

「動物愛護(管理)センターに行こう!」

大型のパネルシアター形式で動物を飼育するために必要なモノや責任を考えつつ、愛護センターの業務内容を伝えます。
(使用自治体:神戸市動物管理センター/奈良県桜井保健所動物愛護センター)

【特色】動物は、子どもたちの興味を惹く、温かみのある手作りの大型張り子(新聞紙で作った人形)を使用します。そのことにより、生体を使用せずに立体的な展開が可能となり、アレルギーや咬傷事故、動物へのストレスなどの心配がありません。また、フェルトで作成された「動物を飼うために必要なもの」のアイテムや張り子の動物を使用することによって、子どもたちがプログラムに参加することができるようになっています。

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