第4回 神戸 すべての生き物のケアを考える国際会議2015 —ICAC KOBE 2015 分科シンポジウム

 
開催報告タイトル
分科シンポジウムの開催報告は、各シンポジウムの「発表要旨」のページをご覧下さい。
 
 

分科シンポジウム

シンポジウム1
「同行避難~これからの人と動物の緊急災害時」

日時:7月19日(日)14:30〜17:30
会場:コンベンションホール
主催:実行委員会
趣旨:緊急災害時に際しては、家族の一員である動物との同行避難を原則とすることが、国(環境省)から打ち出されました。人と動物が共に暮らす社会で、家族の一員である動物の同行避難は不安ばかりの中に人と動物の双方の安心を提供するだけでなく、拒否すれば人の避難をも難しくし、残された動物による公衆衛生上の問題等様々な問題も引き起こします。過去の対応例を踏まえつつ、今後起こりうる緊急災害時における避難のあり方について考えます。

座長:笹井 和美氏(公立大学法人 大阪府立大学 獣医学類 学類長 教授)
演者
1.「阪神大震災時の状況を踏まえた今後の取り組み」
 杉原 未規夫氏(兵庫県動物愛護センター淡路支所)

2.「静岡県災害時における愛玩動物対策行動指針」について
 寺井 克哉氏(静岡県健康福祉部 生活衛生局 衛生課 動物愛護班)

3.「中越大震災時における同行避難動物への対応 ―避難所及び仮設住宅における受け入れについて」
 遠山 潤氏(新潟県動物愛護センター)

4.「大災害で問われる日頃のペットとの関係」
 大西 一嘉氏(神戸大学大学院工学研究科 建築・都市安全計画研究室 准教授)

5.「同行避難の必要性と実現に向かっての準備」
 山口 千津子氏(公益社団法人 日本動物福祉協会)

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■シンポジウム2
「最近問題となった人と動物の共通感染症」

日時:7月20日(月)10:00〜13:00
会場:コンベンションホール
主催:人と動物の共通感染症研究会
趣旨:近年、感染症は世界的規模で再び出現しつつあるが、最近30~40年間の間に新しく出現した新興感染症や一旦制圧された感染症が再び出現した再興感染症が主な感染症である。本シンポジウムでは、最近問題となった人と動物の共通感染症のなかで、エボラ出血熱、デング熱、重症熱性血小板減少症候群と動物由来感染症に対する厚生労働省の取り組みについて紹介する。

座長:吉田 博氏(姫野病院 名誉院長)
演者
1.「エボラ出血熱 ーリベリアにおける支援活動から学んだことー」
 加藤 康幸氏(国立国際医療研究センター 国際感染症センター 国際感染症対策室医長)

2.「70年ぶりの再興 ~デング熱国内流行とその対策~」
 高崎 智彦氏(国立感染症研究所 ウイルス第一部 第2室長)

3.「動物を守り、自分を守る;ダニ媒介感染症SFTSの最新の研究から」
 前田 健氏 (山口大学共同獣医学部 教授)

4.「最近問題となった動物由来感染症に対する厚生労働省の取組みについて」
 宮川 昭二氏(厚生労働省 結核感染症課 感染症情報管理室長)

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■シンポジウム3
「災害に強い日本型畜産の構築のために」

日時:7月20日(月)10:00〜13:00
会場:ラウンジ
主催:実行委員会
趣旨:日本の畜産業は、自然災害に見舞われた際「家畜を助けてあげて欲しい」という声を耳にしてきました。家畜は、私たちの生活に役立てるために生産されます。災害対応の際にはこのような家畜の本来の役割も踏まえた対応が必要です。しかし、受災した家畜の避難は様々な理由から容易ではありません。このため、自然災害のリスクを予め認識し、災害に直面しても家畜への影響が最小限となるよう平素から心がけることが重要です。このセッションでは、日本の畜産の状況も踏まえた対応の方向性を議論します。

座長:大山 憲二氏(神戸大学大学院 農学研究科附属 食資源教育研究センター 教授)

演者
1.「災害発生時の家畜の取扱について」
 犬飼 史郎氏(独立行政法人 家畜改良センター 改良部長)

2.「独立行政法人家畜改良センターにおける外部支援について」
 吉㚖 努氏(独立行政法人 家畜改良センター 熊本牧場長)

3.「東日本大震災における配合飼料の供給について」
 長谷川 敦氏(協同組合日本飼料工業会 参事)

4.「災害時における地域内での協力体制について」
 本田 義貴氏(兵庫県農政環境部 農林水産局畜産課 衛生飼料班長)

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■シンポジウム4
「地域を幸せにする伴侶動物飼育支援システム
 ー伴侶(家庭)動物との暮らしを地域活性へ」

日時:7月20日(月)14:00〜17:00
会場:コンベンションホール
主催:公益社団法人日本動物病院協会/公益社団法人Knots
支援企業:ロイヤルカナンジャポン
趣旨:「伴侶動物との暮らし」を地域に積極的に取り入れる「高齢者、子ども達、伴侶動物が楽しく一緒に暮らせる心豊かで温かな地域社会」が、大きな課題となっている高齢・単身社会に向けて、幸せな社会形態構築に繋がるひとつの解となる可能性が見えて来た。そこには、新たな事業・雇用創出の可能性もある。それを支える伴侶動物飼育支援社会システムモデルを考察する。

座長:細井戸 大成氏(公益社団法人日本動物病院協会 会長)
モデレーター:冨永 佳与子氏(公益社団法人Knots 理事長)

演者
1.「我が国の高齢化の状況と介護保険制度の基本的方向」
 懸上 忠寿氏(厚生労働省関東信越厚生局 健康福祉部健康福祉課長)

2.「地域の活性化と動物病院の役割」
 細井戸 大成氏(公益社団法人 日本動物病院協会)

3.「高齢ペット飼育者の意識調査」 
 西澤 亮治氏(特定非営利活動法人動物愛護社会化推進協会 事務局長)

4.「超保険」を通じた人とペットの幸せな未来の実現に向けて
 上杉 克氏(東京海上日動火災保険株式会社)

5.「人とペットが共生するまちづくりを目指して」 
 森川 功一氏(神戸市保健福祉局 生活衛生担当部長)

6.「ケアする社会へ —見守りから始まるコミュニティづくり—」
 松原 一郎氏(関西大学 社会学部 教授)

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■シンポジウム5
「日本の災害獣医療の今後を考える」

日時:7月20日(月)14:00〜17:00
会場:ラウンジ
主催:災害動物医療研究会
趣旨:阪神淡路大震災から20年、ハリケーンカトリーナから10年となり、どちらも都市が巻き込まれた大規模自然災害で、多くの人が被災し、同時に被災動物も注目された災害でした。米国の災害獣医療の第一線で活躍されているDr.Madiganにご講演いただき、田中亜紀先生からは、日米の状況を踏まえ、日本における災害獣医学の必要性についてご講演いただきます。今後の災害に備え、日本の災害獣医療の方向性を示せるようなシンポジウムにしたいと思います。

座長:佐伯 潤氏(くずのは動物病院 院長/災害動物医療研究会 幹事/公益社団法人大阪府獣医師会 理事)
演者
1.「 アメリカにおける災害獣医療について」
 ジョン・マディガン氏(カリフォルニア大学デービス校 教授)

2.「日本の災害獣医療の方向性」
 田中 亜紀氏(カリフォルニア大学デービス校)

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ICAC KOBE 2014での各シンポジウムの様子
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