介助犬フェスタ 2014 報告

介助犬フェスタ2014
「感謝の集い2014〜認定報告会〜」「シンシアの丘見学」 報告

 

【開催概要】

日時:2014年5月17日土曜日 午前10時~午後4時

 

場所:愛知県 愛・地球博記念公園(モリコロパーク)内 地球市民交流センター

 

主催:社会福祉法人 日本介助犬協会

 

後援:厚生労働省/愛知県/三重県/岐阜県/静岡県/名古屋市/長久手市/尾張旭市/宝塚市/中日新聞社/長久手市教育委員会/(社福)愛知県社会福祉協議会/(社福)長久手市社会福祉協議会/(特非)日本介助犬アカデミー/日本介助犬使用者の会/日本身体障害者補助犬学会/(特非)兵庫介助犬協会/(認特非)全国盲導犬施設連合会/(社福)中部盲導犬協会/(公財)日本盲導犬協会/(公財)北海道盲導犬協会/(公財)関西盲導犬協会/(公財)九州盲導犬協会/優良家庭犬普及協会/(特非)聴導犬普及協会/(公財)毎日新聞大阪社会事業団/(社福)AJU自立の家/中部脊髄損傷者協会/(公財)日本障害者リハビリテーション協会/(社福)名古屋市総合リハビリテーション事業団/千葉県千葉リハビリテーションセンター/(社福)兵庫県社会福祉事業団/日本車椅子バスケットボール連盟/(一社)日本作業療法士協会/(公社)愛知県獣医師会/(公社)名古屋市獣医師会/(公社)日本動物病院福祉協会/(一社)日本小動物獣医師会/(公社)Knots/(株)クリエイティブヘッズ(エフチャンネル)

 

協賛:全国共済農業協同組合連合会/トヨタ自動車(株)/豊田通商(株)/(株)リフレックス/(株)ダイヤモンドソサエティ/東京センチュリーリース(株)/デビフペット(株)/愛知陸運(株)/学校法人秋田学園 専門学校セントラルトリミングアカデミー/稲沢建設(株)/(株)泉商会/(株)うかい/(株)エイチアンドアールコンサルタンツ/(株)オリエントコーポレーション/キヤノン(株)/(株)クレスコ/(株)京王プラザホテル/(株)光邦/楽楽楽/JA共済ビジネスサポート(株)/医療法人 大医会/(株)ダッドウェイ/中日新聞長久手販売店会/(有)東名フーズ/東名ブレース(株)/トヨタハートフルプラザ名古屋/名古屋トヨペット(株)/ネッツトヨタ東名古屋(株)/藤田観光(株)/ペルモビール(株)/(株)増惣/(株)ユキ印刷工業/あいち尾東農業協同組合/愛知県看護連盟/国際ソロプチミスト大阪-難波/国際ペットワールド専門学校/(株)サテライトジャパン/サンポッカサービス(株)/(株)新生銀行/(株)ジュンアシダ/(株)住まいの一番植田支店/瀬戸信用金庫/(税)津田明人税理士事務所/名古屋コミュニケーションアート専門学校エコ・コニュニケーション科/(株)錦建築設計/ネッツトヨタ中部(株)/(株)堀場測量設計/(一社)盲導犬総合支援センター/(学)ヤマザキ学園 ヤマザキ学園大学/料亭つたも/(株)遊都/(株)ONEBRAND

 

協力:愛知淑徳大学/愛知中央ライオンズクラブ/(一社)福祉・介護移送ネットワークACT/(学)神戸学園 神戸動植物環境専門学校/中部国際空港(株)/中部大学/東海北陸車椅子バスケットボール連盟/トヨタ博物館/名古屋栄ライオンズクラブ/長久手温泉ござらっせ/長久手市商工会/(一社)日本競輪選手会 愛知支部/リニモ沿線合同大学祭/愛知高速交通株式会社

 

 

 

 

 今回で、第4回目の開催となる介助犬フェスタ。この日は、平成25年度に認定を受けた介助犬ユーザーと介助犬のペアの誕生をサポーターの皆様に報告をする認定報告会が開催され、その他、一般の方々にも楽しみながら介助犬のことを知ってもらうためのステージイベントや関係団体の出店ブース、そしてこれまでの活動を記録した多数の資料が展示されており、多くの来場者で賑わっていました。

 

 

■感謝の集い2014〜認定報告会〜

 まずはじめに、社会福祉法人日本介助犬協会会長・橋本久美子氏から、社会福祉法人10周年および訓練センター「シンシアの丘」開所5周年を迎えるにあたっての感謝の言葉が述べられました。そして次に、介助犬サポート大使を務めておられるジュディ・オング氏からは、自らが飼っていた犬を亡くしたときの体験と新たに犬を迎え入れたときの話を交え、犬が人間に生きる力を与えてくれることの素晴らしさをお話くださりました。

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多くの関係者が集まった認定報告会

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日本介助犬協会会長・橋本久美子氏のご挨拶

 

 来賓の紹介と祝電披露の次に、いよいよ認定ペアの紹介です。平成25年度のペアは2組ですが、神奈川県在住の石井勝己さん&クウちゃんのペア、北海道在住の田畑つかささん&ホビットちゃんのペアを紹介してくださったトレーニングを担当したスタッフは、2組しかペアを誕生させることができなかった悔しさと、これまでの様々な苦労が去来して思わず感情が込み上げてしまったようです。それほど、ペアを誕生させるというのは大変なことなのだというのを伺い知ることができました。

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石井勝己さん&クウちゃんペア

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田畑つかささん&ホビットちゃんペア

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スタッフも思わずうるっときてしまいました

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合同訓練時のエピソードを交えたビデオの上映

 お二人が認定ペアになるまでの合同訓練の様子を撮影したビデオ上映の中で、「介助犬ってスーパードッグがやって来るのかと思っていた」と言っておられた田畑さんは、この合同訓練のために初めて親元を離れて施設に入所しました。ご本人はもちろんのこと、送り出す親にとっても勇気のいる決断だったと思いますが、当初イメージしていたようなスーパードッグではなかったホビットちゃんと共に地道な訓練を積み重ね、これまではひとりで外に出る事がほとんどなかったけど、今では積極的に外出するようになったと言っておられました。

 また、石井さんは、ひとりでできることが多くなった分だけ、ずっと自分のためにいろいろなことを我慢してきた妻を開放してあげて、自分の好きな時間を過ごさせてあげたいと言っておられたのがとても印象的でした。介助犬が家庭の中に入って来ることにより、実質的な介助のみならず多くの人の生活を変え、人生を豊かにするのだと感じました。

 

 そして最後に、この4月から新たに介助犬総合訓練センターのセンター長に就任された尋木佐一氏よりユーモアを交えた就任の挨拶があり、認定報告会が終了しました。

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新センター長の尋木佐一氏

 

 

■ 「シンシアの丘」見学

 介助犬総合訓練センターとして開所したシンシアの丘は、今年で5周年を迎えました。2階建ての建物の中には、障がい者と介助犬の合同訓練を行なうことができる訓練室5室、犬舎が25頭分、多目的室などがあり、できるだけ家庭の環境に近い雰囲気の中で訓練ができるように工夫されています。また、犬舎のそばには保護された猫が3匹暮らしている部屋もあり、街の中で猫に会ったときのための社会化も行なわれています。

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近代的な建物の「シンシアの丘」

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清潔に保たれた犬舎

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猫も近くに住んでいます

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合同訓練の部屋

 

 施設内には、イラストレーター・太田朋氏の心温まるイラストが随所に配置されていて、穏やかな雰囲気を演出していました。

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イラストレーター・太田朋氏の作品

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「シンシアの丘」の名前の由来であるユーザーの木村さんとシンシアちゃん

 

 

■ 介助犬フェスタ・イベントコーナー

 2005年に開催された日本国際博覧会『愛・地球博“EXPO 2005 AICHI, JAPAN”』で使用された長久手会場跡地が、現在の愛・地球博記念公園となっています。その会場に協賛団体の出店ブースを始め、ステージの上では介助犬・盲導犬・聴導犬のデモンストレーションが披露されたり、幼・保育園生が描いた介助犬の絵画作品や、小学生から大学生による介助犬の活動レポートなども展示紹介されていました。その他、キャリアチェンジ犬やパピーとふれあえるコーナーや、犬連れの来場者が気軽に相談できる相談会、しつけ教室体験会も開催されていました。

 雲ひとつない青空の下、愛犬と共に介助犬のことを勉強しつつ楽しむことができ、このフェスタのテーマでもある「見る、知る、感じる、そして楽しむ」という言葉がピッタリの一日となりました。

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たくさんのブースが出店していました

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青い空の下でとても気持ちが良い

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子どもたちが描いた介助犬の絵

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学生たちが綴った介助犬の活動記録

 

 介助犬総合訓練センター「シンシアの丘」では、随時施設の見学を受け入れておられます。こうした活動や施設の必要性をより多くの人に知って頂くことによって、さらに多くのペアが誕生し、障害を持った人たちが前向きに生きる切っ掛けとなることを願うと共に、人と動物が互いに支え合いながら暮らすことができる社会は、全ての生き物にとって優しい社会であるということを信じております。

 

社会福祉法人 日本介助犬協会様のウェブサイト:http://s-dog.or.jp/