2012テーマと開催趣旨

2012テーマと開催趣旨

 第1回を終えてのわずか1年少しの間に、私達は、大変大きな、多くの課題と向き合う必要性に迫られています。          
 2010年、日本では産業動物の口蹄疫が大きな社会問題となり、人々の生活に深い関わりを持つ彼らの健康管理が如何に社会に影響を及ぼすかを身を以て実感することとなりました。人と動物の共通感染症においても、SARSや、インフルエンザ等、人と動物の双方における危機管理の重要性が再認識されています。発症後の対策と共に、感染症の発症を未然に防ぐことにも関心が向き、感染症に負けない高い免疫力を培う為の、日常の健康管理の問題も浮かび上がっています。

 2011年、牛肉の生食で死者が出たことは、改めて、食の安全の問題に人々の関心を向けることになりました。 
 そして、東北地方を襲った東日本大震災。様々な命への責任が、私達に突きつけられました。第1回の本会議にて振り返った阪神・淡路大震災から考えても、被災地域は広大で、地震、津波、そして原子力発電所の被害に寄る放射能と様々な対応が必要であり、日本のみならず、世界の知力を結集して復興に取り組んでゆくことが、これまで以上に求められています。

 そこで、 第2回会議では、アニマルケアの基本である「医療と健康管理」に、「ー人と動物の未来の為に」との副題を設け、今回の震災で取り組むこととなった様々な課題にも、可能な限り向き合い、人も動物も、真に健康で幸せに居られる未来の為に、我々人間に出来る努力を明らかにし、人と動物の健康実現に寄与します。  

2011年7月