第2回神戸アニマルケア国際会議 – ICAC KOBE 2012 報告


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第2回神戸アニマルケア国際会議2012 (ICAC KOBE 2012)
「その医療と健康管理」 一人と動物の未来のために

「食の安心・安全」「共通感染症」、そして「人と動物の絆」。
「東日本大震災の経験」と「健康」をテーマに、獣医師を中心とした
専門家達が最新情報を伝え、今後の在り方を議論します。







■名称: りぶ・らぶ・あにまるず 第二回神戸アニマルケア国際会議2012 (ICAC KOBE 2012)
「その医療と健康管理」  ~人と動物の未来のために
■開催日: 2012年2月18日(土)・19日(日)
■開催場所: 神戸ポートピアホテル (国際会議/レセプション)
■目的: この会議は、阪神・淡路大震災15周年を契機に、全ての動物を対象とし、そのより良いケアや生息環境の保全を目指すための情報交換・新技術の創出等を議論することにより、人を含む世界中の動物の福祉を向上させ、以って、我々人間が果たしうる責任を広く社会に示し、幸福な人と動物との共生を更に前進させることを目的とする。
■主催: 社団法人日本獣医師会 / 公益社団法人 Knots
■共催:
(ご依頼予定)
社団法人兵庫県獣医師会公益社団法人神戸市獣医師会
■ワークショップ
主催団体:
人と動物の共通感染症研究会(WSⅠ)/公益社団法人日本動物病院福祉協会(WSⅡ)/
公益社団法人日本動物福祉協会(WSⅢ)/日本野生動物医学会(WSⅤ)/社団法人日本獣医師会(WSⅥ&Ⅶ)/社団法人ジャパンケネルクラブ(WSⅨ)
■特別協賛及び
ワークショップ
支援(WS4):
ネスレ日本株式会社
■ワークショップ
支援企業:
マース ジャパン リミテッド(WSⅢ 及び WSⅨ)
ロイヤルカナンジャポン(WSⅡ)
■会議サポーター: 法人及び個人の会議サポーターを募集

WS7法人サポーター:DSファーマアニマルヘルス株式会社
■特別協力: 公立学校法人大阪府立大学獣医学専攻一般社団法人 ペットフード協会
■協力: 長崎大学熱帯医学研究所日本寄生虫学会日本衛生動物学会日本熱帯医学会ちよだニャンとなる会アメリカペットフード協会NPO法人野生動物救護獣医師協会優良家庭犬普及協会/一般社団法人ペット用品工業会/社団法人エゾシカ協会社団法人日本動物園水族館協会一般社団法人 日本障害者乗馬協会兵庫県動物愛護センター動物との共生を考える連絡会/ニホンジカ有効活用研究会/アニマテックオオシマ/日本クマネットワーク応用動物行動学会日本動物病院会/一般社団法人日本SPF豚協会緊急災害時動物救援本部(申請中)
■後援:
環境省厚生労働省農林水産省兵庫県神戸市兵庫県教育委員会神戸市教育委員会/神戸市動物愛護協会/財団法人日本動物愛護協会公益社団法人日本愛玩動物協会社団法人日本医師会社団法人兵庫県医師会駐大阪・神戸アメリカ総領事館 関西アメリカンセンター
■対象: 動物関連事業従事者、公衆衛生関係者、学生、一般
■内容:

【国際会議】
*開催期間:2012年2月18日(土) 10:30~20:00
19日(日) 10:00~17:30

*登録料:無料
*内容:基調講演及び9つのワークショップで構成
*基調講演:長崎大学 学長 片峰 茂 先生 「感染症はいかに制御できるのか
*同時通訳:基調講演及び、海外スピーカー参加のワークショップにご用意
*記録集:会議終了後、基調講演及びワークショップの記録を日英両文で作成し、Knotsウェブサイトで無償提供、英国NPO CABI(農学系データベース)にも掲載。


【レセプション】
*開催日:2月18日(土) 18:00~20:00
*神戸ポートピアホテル 偕楽の間 
*開催寄付(1口¥5,000)にて実施

■アドバイザー: *2009年に引き続きアドバイザーをお願いしております。
アドバイザーの先生方
植村 興 氏( 四條畷学園大学教授)/
柴内裕子氏(公益社団法人日本動物病院福祉協会 顧問/赤坂動物病院院長)/
玉井公宏氏(社団法人和歌山県獣医師会会長)/
山口千津子氏(公益社団法人日本動物福祉協会・獣医師調査員)/
山崎恵子氏(ペット研究会「互」主宰)
■事務局 公益社団法人Knots




第2回神戸アニマルケア国際会議2012報告





2012年2月18、19日に、神戸のポートピアホテルで「第2回神戸アニマルケア国際会議2012 (ICAC KOBE 2012)」が開催されました。阪神淡路大震災から15周年となる2009年の第一回目からこの2年の間に、日本は大変な災害や動物にまつわる問題に直面しました。東日本大震災では、国難とも云える甚大な被害の中で、動物たちや飼い主にまつわる問題も数多く浮き彫りにされ、また、口蹄疫、生ユッケでの死亡事故など食の安全の問題や、人と動物の共通感染症も大きな問題となりました。
第二回となる今回は、「その医療と健康管理」というサブタイトルを掲げ、「食の安心・安全」「共通感染症」、そして「人と動物の絆」。「東日本大震災の経験」と「健康」をテーマに、獣医師を中心とした専門家達が最新情報を伝え、今後の在り方が議論されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初日のオープニングである基調講演に先立ち、この会議の初心を忘れないためにも、2009年のときに上映した阪神淡路大震災の被災状況と動物救護の映像を見て頂き、東日本大震災で失われた多くの命に対して黙祷を捧げました。
その後、日本獣医師会山根義久会長から主催者挨拶があり、動物にまつわる活動に対してだけではなく、これからの日本の復興にとって必要な「愛と福祉の精神」の必要性が述べられました。

    

 

長崎大学学長・片峰茂氏の基調講演「感染症はいかに制御できるのか」の時から会場はすでに満席となり、現代の日本が抱える人と感染症の問題に、多くの方が関心を寄せておられることを伺い知ることができました。片峰氏の講演内容は、一般の参加者にとっても非常に分かりやすく興味深い内容で、地球上での感染症の問題が如何に多くの人の命を奪っており、如何にしてそれを制御していけば良いのかという問いに対し、その為には、全ての関係者がひとつになって努力すること、そしてその成果は、未来に向けてのものであるというものでした。この国際会議の開幕に相応しく、それぞれの分野、立場の方々が、分かりやすく自らの問題として認識することができる素晴らしい内容の基調講演でした。

 

 

 


午後からは、「和楽」「生田」「北野」の3つの会場に分かれて、同時進行でワークショップが行われます。「北野」の会場では、外国人講師の先生のお話をリアルタイムに聞くことができるように、同時通訳付きで開催されました。3つの会場に参加者が分かれてしまうにも関わらず、どの会場も多くの参加者でにぎわっており、しかもそれぞれ各3時間という長丁場の発表であるにも関わらず、来場者の皆さまからは「全てのワークショップを聞きたかった」というご意見を多数頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

 

 

 

ワークショップ2では、アメリカのミズーリ大学からレベッカ先生がお越し下さり、日本ではまだ名前すら知られていない「タイガープレイス」という場での、人と動物の画期的な関わりについて話をお聞かせ頂きました

 

 

 

 

 

 


初日の夕方からは、同ホテルでアドバイザー、演者の皆さま、そして一般参加者とスタッフによるレセプションが執り行われました。料理の質の高さでも定評があるポートピアホテルの料理に舌鼓を打ちながら、普段はなかなかお話をお聞きすることが出来ないような専門家の先生に、ワインを片手に素朴な質問を投げかけることが出来る貴重な機会であったのではないかと思います。また、各演者の皆さまも、ご自身の専門分野とは違う研究をされている皆さまの話に興味津々で、新たな友情の輪が広がる場所になったのではないかと感じています。

 

 

 

 

 

 

 

 


初日には、地元の神戸新聞が取り上げて下さり、その記事を見て、2日目も引き続き多くの来場者が参加して下さいました。特に、東日本大震災での被災動物と飼い主との問題は、今、現在リアルタイムで起こっている深刻な問題として多くの方の関心を集め、NHK神戸放送局も取材に訪れてくださいました。これらの問題は、17年前に神戸が経験し、そこから仮設住宅での同行避難などの問題を提起し続けて来た神戸という街からの発信なので、多くのメディアに報道して頂き、たくさんの方に知って頂きたい問題点だと感じています。

2012.02.19 神戸新聞


こういった会議では、専門的な話が長く続いて退屈だ…というイメージがありがちですが、この会議は私たち市民とそれぞれの専門家が、共にこの国の動物と、実は彼らに誰もが日々関わっている、私たち人間のために何が出来るのかということが実感出来る会議となり、時間の長さを全く感じさせないほどに充実した内容で、とても有意義な場であったと思います。
演者として参加して下さった各分野の先生方も、テーマを選び、素晴らしい話題提供をしてワークショップを構成して下さり、参加した全員でこの会議を作り上げているという熱気が伝わって来る会議となりました。
また、ワークショップをご支援して下さった各企業の方々からも、人と人が繋がる場として、そして同じ問題意識を持った専門家と一般参加者が繋がる場として、今こそ必要とされる素晴らしい会議とのご意見を頂くことができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

             

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

 

 

 


2日目の会議終了後、閉会式では、アドバイザーの植村興先生の呼びかけにより、全会一致で2年後の第3回の会議開催も決定し、より多くの皆さまから親しんで頂ける短い名称・ICAC KOBE(アイカック神戸)という会議の名称まで誕生しました。植村氏は、この会議で知り得た情報や専門的な知識を、人々の繋がりの中で継続して発信し続けてゆくことこそが今後ますます大切になってくるだろうと述べておられましたが、そうした意義と責任を、その場にいた参加者の皆さまが実感することができる2日間であったのではないかと思っております。
最後に、IAHAIO会長であられるレベッカ・ジョンソン先生から、IAHAIO 2013 のシカゴでの開催のご案内があり、神戸の続きをシカゴで議論しましょうとご案内がありました。そして2014年、その続きを神戸で!と素敵な繋がりが予感出来るものとなりました。皆様、是非、来年はシカゴへお出掛け下さい。

 

  

 

たくさんの皆さまから応援の声を頂き、ご協力を賜りました。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。2年後に、再びこの神戸で皆さまにお会い出来ることを楽しみにしております!


今回、沢山の企業・団体・個人の皆様のご支援・ご協力でこの会議を行うことができました。心よりお礼申し上げます。沢山の方の目に触れることの大切さ、そして告知・掲載・ご協力・ご支援くださった皆様方の多大なお力を改めて心強く感じております。本当にありがとうございました。

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