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2014.05.02

ICAC KOBE 2014 ポスターセッション 11

ICAC キャラクターロゴ 2014 名前無し

幼児の動物介在教育プログラムの作成
-保育者への面接調査から-

小中 芙美佳氏濱野 佐代子氏小中さん
帝京科学大学

 

 

 

 

 

 

動物介在教育とは、動物とのふれあいを通して、子どもたちの心理社会的発達を促すものである。また、子ども達が動物を飼育することは、いのちの大切さを実感する重要な経験であると考えられる。いのちの大切さの教育は、幼児期から行うのが望ましいと考えられる。本研究では、幼児を対象とした犬を用いた動物介在教育のプログラムを作成することを目的として調査を行った。また、保育現場で利用できるプログラムとするために、保育士の視点を取り入れたプログラムを作成する必要がある。具体的には、保育士 10 名を対象に半構造化面接調査を行った。調査項目は、犬のイメージ、幼児が犬と触れ合う際の留意点であった。面接調査の結果から、動物介在教育プログラムの課題として、以下の 4 点が必要であることが分かった。①子どもに命の大切さを伝えること②衛生面に配慮すること③アレルギーの子どもに配慮すること④犬が苦手な子どもに配慮すること。この結果を基に、動物介在教育のプログラムを作成した。さらに、動物介在教育のボランティアと犬、大学生に参加してもらい、その動物介在教育プログラムの模擬保育を行った。その際に、保育や教育を専攻する大学生には、保育士、幼児役を演じてもらった。その後、模擬保育参加者による討論を行い、プログラムの改良を行った。