神戸アニマルケア国際会議2009 報告
基調講演 ご挨拶 アドバイザーメッセージ
国際会議プログラム ワークショップ内容 発表要旨 プロフィール
神戸アニマルケア国際会議2009 記録集
神戸アニマルケア国際会議2012
イメージキャラクターのご紹介
 
神戸アニマルケア国際会議2009
 
開催日時: 2009年12月12日(土)、13日(日)09:00-16:00
閉会式:13日(日)16:00-16:30
開催場所: 神戸国際会議場 メインホール、501&502会議室
神戸国際展示場3号館
来場者数:
(二日間延べ人数)
国際会議 約1,000名
併設展示会 約8,500名
開催趣旨: 私達人間は、全ての飼育動物に責任がある。飼育動物は、人間の手によってしか生きられない。
彼等のクオリティ・オブ・ライフも、私達人間の手の中にある。
また、近年、野生動物についても私達の経済活動や生活が彼等の生息環境に大きく影響を及ぼしている。私達人間は、野生動物についても責任を問われるようになってきたのではないか。
動物達のより良い暮らしは、私達人間の責任の果たし方の評価でもある。我々は責任を果たし切っているか?
貴重な大震災の経験から、神戸は動物達へのケアの大切さを痛感した。
私達人間に命を委ね、その命を以って人間に貢献している飼育動物達に、そして、共に同じ地球に生息する野生動物達に、人間はもっともっと出来ることがある。一緒に考え、責任を果たし切っていこう!
目的: この会議は、全ての動物を対象とし、そのより良いケアや生息環境の保全を目指すための情報交換・新技術の創出等を議論することにより、世界中の動物の福祉を向上させ、以って、我々人間が果たしうる責任を広く社会に示し、幸福な人と動物との共生を更に前進させることを目的とする。
主催: NPO法人 Knots
共催: 大震災動物救護メモリアル協議会 (構成団体:兵庫県、神戸市、社団法人 兵庫県獣医師会、社団法人 神戸市獣医師会、社団法人 日本動物福祉協会 阪神支部) /
神戸市動物愛護協会 
アドバイザー: 植村興氏(四條畷学園大学教授) /
柴内裕子氏(公益社団法人 日本動物病院福祉協会 顧問 / 赤坂動物病院 院長) /
玉井公宏氏(社団法人 和歌山県獣医師会会長) /
山口千津子氏(社団法人 日本動物福祉協会・獣医師調査員) /
山崎恵子氏(ペット研究会「互」主宰)
特別協賛: ネスレ日本株式会社ネスレピュリナペットケア
協賛: 西日本高速道路サービス・ホールディングス株式会社 /
西日本高速道路エリア・パートナーズ倶楽部
サポート企業: マース ジャパン リミテッド
(ワークショップIV「シェルター動物のケア・より良い譲渡に向けて」)
ネスレ日本株式会社ネスレピュリナペットケア
(ワークショップVII 「ペット動物の栄養学~腸の健康が体全体に及ぼす影響」)
法人サポーター: ロイヤルカナンジャポン合同会社
(ワークショップ VIII 「チャイルドケアとアニマルケア」)
助成: 財団法人 神戸国際観光コンベンション協会 ポートピア '81記念基金/
財団法人中内力コンベンション振興財団
マナー・衛生用品提供:
(併設展示会)
第一衛材 株式会社 / 株式会社 グッドウィル / サラヤ株式会社
展示会協力: 日本フリスビードッグ協会 / Dogs Life / Dog Peace / 株式会社コネクト.エス
出展団体:

ネスレ日本株式会社ネスレピュリナペットケア /
西日本高速道路エリア・パートナーズ倶楽部 /
西日本高速道路サービス・ホールディングス株式会社 / 積水ハウス株式会社 /
マース ジャパン リミテッド/ 第一衛材 株式会社 / 株式会社 グッドウィル /
ファイザー 株式会社 / 株式会社カラーズ / 有限会社かんさい /
デビフペット 株式会社 / 社団法人 日本ペットマッサージ協会 /
帝京科学大学 「SWEET HEART~動物の命の大切さを考える部~」 /
株式会社 キリカン洋行 / HDI インターナショナル /
特定非営利活動法人 市民ZOOネットワーク / アールプラン株式会社 /
特定非営利活動法人 サンクチュアリ・プロジェクト /
大辞典.com / 株式会社レイセキ / 日本フリスビードッグ協会 /
六甲山カンツリーハウス / 前田・岩本GK / 兵庫県森林動物研究センター /
特定非営利活動法人 野生動物救護獣医師協会 /
ペット研究会「互」 / iVEAT総合診断センター / INITIAL /
動物との共生を考える連絡会 / 株式会社プライア / 株式会社ピュアボックス /
ファームエイジ株式会社 / ボードファクトリー /
特定非営利活動法人 犬の総合教育社会化推進機構(OPDES) /
有限会社 ドッグ・ツリー社 / P・ポール株式会社
【飲食ブース】
カフェ モロゾフ / VIGORE / 株式会社 丹波姫もみじもみじの里 青垣 /
有限会社 関西グロッサリー / Jamiras(ジャミラス) / フードデリ

特別協力: 学校法人 神戸学園 神戸動植物環境専門学校
協力: 社団法人 日本獣医師会 / 特定非営利活動法人 野生動物救護獣医師協会 /
一般社団法人 ペットフード協会
/ 優良家庭犬普及協会 /
一般社団法人 日本ペット用品工業会 / 社団法人 エゾシカ協会 /
社団法人 日本動物園水族館協会 / 兵庫県立コウノトリの郷公園 /
緊急災害時動物救援本部 / 日本障害者乗馬協会 / 兵庫県動物愛護センター /
動物との共生を考える連絡会 / 兵庫県森林動物研究センター / ニホンジカ有効活用研究会 /
アニマテックオオシマ / 日本クマネットワーク / 応用動物行動学会 / 日本ペット栄養学会 /
アメリカ・ペットフード協会 / 日本動物病院会 / 一般社団法人 日本SPF豚協会 
後援: 環境省 / 農林水産省 / 厚生労働省 / 兵庫県 / 神戸市 /
兵庫県教育委員会 / 神戸市教育委員会 /
社団法人 兵庫県獣医師会 / 社団法人 神戸市獣医師会 / 財団法人 日本動物愛護協会 /
社団法人 日本動物保護管理協会 / 公益社団法人 日本愛玩動物協会 /
公益社団法人 日本動物病院福祉協会 / 社団法人 日本動物福祉協会 /
特定非営利活動法人 日本ヒューマン・アニマル・ボンド・ソサエティ /
カナダ大使館 / 駐大阪・神戸アメリカ合衆国総領事館 関西アメリカン・センター
 
情報提供のお願い
カード
 阪神・淡路大震災から間もなく15年を迎えようとしている2009年12月12日、13日に「りぶ・らぶ・あにまるず神戸アニマルケア国際会議2009及び併設展示会」が開催されました。
本会議は、震災時の経験から私達が学んだ、人をも含めた動物の「命」に対する責任について考えるものです。

オープニングでは、この会議開催の原点ともなりました、阪神・大震災時の動物救援の様子、会議開催に至った経緯を映像で皆さんにご紹介し、その後、震災で失われたすべての命の為に会場の皆様にもご協力を賜り、黙祷を行いました。この際、本会議に参加登録しておられました島根県立大学の平岡都さんへの黙祷も併せてさせて頂き、会場では事件についての情報提供のお願いを致しました。
 その後、共催団体の大震災動物救護メモリアル協議会 会長 市田成勝氏より 基調講演があり、会議のアドバイザーの皆様よりそれぞれ、この会議の方向性について、お話しして頂きました。
大震災動物救護メモリアル協議会 会長 市田成勝氏
基調講演
「阪神・淡路大震災における動物救護について」
市田 成勝氏
(大震災動物救護メモリアル協議会 会長)
 
アドバイザーメッセージ
柴内裕子氏
(公益社団法人 日本動物病院福祉協会 顧問 / 赤坂動物病院 院長)
山崎恵子氏
(ペット研究会「互」主宰)
アドバイザーの皆様
植村興氏
(四條畷学園大学教授)
柴内裕子氏
(公益社団法人 日本動物病院福祉協会 顧問 / 赤坂動物病院 院長)
玉井公宏氏
(社団法人 和歌山県獣医師会会長)
山口千津子氏
(社団法人 日本動物福祉協会・獣医師調査員)
山崎恵子氏
(ペット研究会「互」主宰)
 
 12日(土)午後より13日(日)に渡って、各ワークショップがスタート致しました。
それぞれのワークショップでは、その分野の第一人者の先生方による大変興味深いご講演、パネルディスカッション等が行われ、質疑応答も活発に交わされました。
 
ワークショップ I 「緊急災害時の危機管理」
日時及び会場:12月12日(土) 13:00~16:00 メインホール
主催:事務局
司会・座長:植村 興氏(四條畷学園大学 教授)
協力:緊急災害時動物救援本部
   
   
スピーカー
  1. 「ハリケーン・カトリーナ被災地における動物救援活動」
レベッカ・ローデアス氏 (カウアイヒューメインソサエティー エグゼクティブディレクター)       
2. 「阪神・淡路大震災時の動物救護活動を振り返る」
市田 成勝氏 (大震災動物救護メモリアル協議会 会長)
3. 「日本における過去20年余りに起こった緊急災害時の動物救援活動の変遷」
山口 千津子氏 ((社)日本動物福祉協会 獣医師調査員) 
4. 「人と動物の共通感染症対策について」
森田 剛史氏 (厚生労働省健康局結核感染症課 課長補佐)
5. 「災害時における人と動物の共通感染症等の問題」
佐藤 克氏 ((社)東京都獣医師会 危機管理室 感染対策セクション長)
 
ワークショップ II 「動物園におけるエンリッチメントの実際」
日時及び会場:12月12日(土) 13:00~16:00 501会議室 
主催及び座長:上野 吉一氏(名古屋市緑政土木局 東山総合公園 企画官)
協力:社団法人日本動物園水族館協会
   
   
スピーカー
  1. 「環境エンリッチメント:なぜ動物園の動物にとって大切か」
ジョージア・メイソン氏 (グエルフ大学 動物科学学部 教授)
2. 「上野動物園における環境エンリッチメントの先駆的試み」
堀 秀正氏 (恩賜上野動物園 飼育展示課 東園飼育展示係長)
3. .「アフリカゾウのエンリッチメントの実際」
鈴木 哲哉氏 (名古屋市緑政土木局 東山総合公園)
  ワークショップ II 「動物園におけるエンリッチメントの実際」記録集
記録集ダウンロードページへ
(PDF 6,251KB)
 
 
ワークショップ III 「産業動物の福祉と経営」
日時及び会場:12月12日(土) 13:00~16:00  502会議室
主催:動物との共生を考える連絡会
共催:東北大学大学院農学研究科 家畜福祉学(イシイ)寄附講座
座長:佐藤 衆介氏 (東北大学大学院農学研究科 教授)
司会:二宮 茂氏 (東北大学大学院農学研究科 家畜福祉学(イシイ)寄附講座 准教授)
   
   
スピーカー
  1. 「産業動物の飼育への配慮の必要性」
佐藤 衆介氏 (東北大学大学院農学研究科 教授)
2. アニマルウェルフェア畜産の飼育システムと科学的評価
 
(1)  エンリッチド・ブロイラー生産
「純国産肉用鶏のアニマルウェルフェア飼育の可能性とこれから」
小原 愛氏 (東北大学大学院農学研究科 家畜福祉学(イシイ)寄附講座 助手)
(2) エンリッチド・養豚 「ブタの特性に配慮した快適な養豚」
豊下 勝彦氏 (ポークランドグループ 代表)
小針 大助氏 (茨城大学農学部附属フィールドサイエンス教育研究センター 講師)
(3) エンリッチド・肥育牛 「ウシの肉体的・精神的健康に配慮した肥育」
千葉 孝氏
(東北大学大学院農学研究科院附属複合生態フィールド教育研究センター 係長)
二宮 茂氏
(東北大学大学院農学研究科 家畜福祉学(イシイ)寄附講座 准教授)
3. アニマルウェルフェア畜産の市場性
「パルシステムにおけるアニマルウェルフェアの取り組み」
桑島 雄三氏 (株式会社パル・ミート 取締役商品統括部長)
4. 総合討論:30分
 
ワークショップ IV 「シェルター動物のケア・より良い譲渡に向けて」
日時及び会場:12月13日(日) 9:00~12:00 メインホール
主催:社団法人日本動物福祉協会
座長:山﨑 恵子氏 (ペット研究会「互」主宰)
サポート企業:マース ジャパン リミテッド
協力:兵庫県動物愛護センター
司会:山口 千津子氏 (社団法人 日本動物福祉協会 獣医師調査員) 
   
   
スピーカー
  1. 「英国におけるシェルターワーク」   
ミランダ・ラック氏 (国際動物福祉コンサルタント、
RSPCA(王立動物虐待防止協会)インターナショナル 保護管理部主任トレーナー)
2. 「より良い譲渡のためのシェルター動物ケア」  
パメラ・バーンズ氏 (ハワイアンヒューメインソサエティ 会長兼CEO(経営最高責任者))
3. 「兵庫県の譲渡事業と飼い主の会の活動」 
三谷 雅夫氏 (兵庫県動物愛護センター 三木支所 課長)                
4. 「神戸市と社団法人 日本動物福祉協会 CCクロの官民協働」 
湯木 麻里氏 (神戸市動物管理センター 主査)
北村 美代子氏 (社団法人 日本動物福祉協会 CCクロ) 
 
ワークショップ V 「アニマルケア・動物病院及び看護職の果たす役割」

日時及び会場:12月13日(日)9:00~12:00 501会議室
主催:一般社団法人 日本動物看護職協会
座長:太田 光明氏 (麻布大学動物応用科学科 教授)
司会:松原 孝子氏 (日本動物看護学会副理事長・動物看護職)

   
スピーカー
第1部「動物病院における動物看護職の重要性」
  ・ 原 大二郎氏 (獣徳会 動物医療センター 院長)
小嶋 佳彦氏 (小島動物病院アニマルウェルネスセンター 院長)
杉本 恵子氏 (みなみこいわペットクリニック医療サポートセンター 院長)  
第2部「わが国の動物看護職の養成」
池本 卯典氏 (日本獣医生命科学大学 学長)
下薗 惠子氏 (学校法人シモゾノ学園 理事長)
福所 秋雄氏 (日本獣医生命科学大学 獣医学部 獣医保健看護学科 教授)
第3部「あるべき動物看護職を模索する ~動物看護職の現状と将来~」
.

坂田 光子氏 (坂田動物病院 動物看護職・マネージャー)

横田 淳子氏 (横田動物病院 動物看護職・マネージャー)
森 裕司氏 (東京大学大学院農学生命科学研究科 教授)
 
ワークショップ VI 「高齢犬のケア」

日時及び会場:12月13日(日)9:00~12:00 502会議室
主催:社団法人 神戸市獣医師会
座長:小林 英子氏 (社団法人神戸市獣医師会)

   
スピーカー
  1. 「高齢犬の痴呆について」 
石川 恵子氏 (共立製薬株式会社 学術課)
2. 「高齢犬の関節疾患について」
 石川 恵子氏 (共立製薬株式会社 学術課)
3. 「高齢期の眼科疾患:白内障について」 
山下 真氏 (ファーブル動物病院 眼科 獣医師) 
4. 「高齢犬ケアにおける飼い主さんの対応策」
中塚 圭子氏 (ドルチェカーネ代表、JAHA認定ドッグトレーニングインストラクター)
 
ワークショップ VII 「ペット動物の栄養学~腸の健康が体全体に及ぼす影響」

日時及び会場: 12月13日(日)13:00~16:00 メインホール
主催: 事務局
座長: 左向敏紀氏 (日本獣医生命科学大学 獣医学部 獣医保健看護学科 臨床部門 教授)
サポート企業:ネスレ日本株式会社 ネスレピュリナペットケア
協力: 日本ペット栄養学会/アニマテックオオシマ

   
   
スピーカー
  1. 「子犬のストレスに対する自然抗体の有効性について」
ジル・クライン氏 (ネスレピュリナ製品技術センター 科学研究者)
2. 「胃腸器疾患における画像検査の意味:専門医からのメッセージ」
宮林 孝仁氏 (iVEAT総合診断センター センター長兼代表取締役
         アメリカ獣医放射線学会認定専門医・獣医学博士)
3. 「伴侶動物の肥満と健康障害」
石岡 克己氏 (日本獣医生命科学大学 獣医学部 獣医保健看護学科 准教授)
4. 「糖尿病に“ならないために”そして“なったら”。」
左向 敏紀氏 (日本獣医生命科学大学 獣医学部 獣医保健看護学科 臨床部門 教授)
 
 
ワークショップ VIII 「チャイルドケアとアニマルケア」

日時及び会場12月13日(日)13:00~16:00 501会議室
主催:公益社団法人 日本動物病院福祉協会
座長:柴内 裕子氏 (公益社団法人 日本動物病院福祉協会 顧問 / 赤坂動物病院 院長) 
法人サポーター:ロイヤルカナンジャポン合同会社
司会:戸塚 裕久氏 (公益社団法人 日本動物病院福祉協会 CAPP委員長)

   
   
スピーカー
第1部  
「子どもたちに、意義ある動物体験を与えるために」
・. 中川 美穂子氏
(社団法人 日本獣医師会 学校動物飼育支援検討委員会委員 / 中川動物病院長 /
全国学校飼育動物研究会 事務局長 / 全国学校飼育動物獣医師連絡協議会主宰)
「人と動物を大切にするヒューマン・アニマル・ボンド教育の実践」
・. 前川 哲也氏
(お茶の水女子大学附属中学校 教諭(理科) /
NPO法人 日本ヒューマン・アニマル・ボンドソサエティ(J-HABS) 理事 / 気象予報士 /
環境カウンセラー(市民))
第2 部 
「21世紀 子どもたちを支える動物たち 公益社団法人 日本動物病院福祉協会 CAPP活動から」
・. 柴内 裕子氏 (公益社団法人日本動物病院福祉協会 顧問 / 赤坂動物病院 院長)
「人と動物の健康と福祉と教育に役立つ伴侶動物(子どもたちと動物)」
「アニマルセラピーの現場再現」
 
ワークショップ IX 「野生動物の保護管理~生息地保護と有効活用」

日時及び会場:12月13日(日)13:00~16:00 502会議室
主催:事務局
座長:梶 光一氏 (東京農工大学大学院 教授)
協力:兵庫県立コウノトリの郷公園/社団法人 エゾシカ協会/兵庫県森林動物研究センター/
    ニホンジカ有効活用研究会/日本クマネットワーク

   
スピーカー
1 「エゾシカの保護管理と有効利用」
近藤 誠司氏 (北海道大学 大学院 農学研究院教授/エゾシカ協会会長)
2. 「野生動物の消費的活用と非消費的活用~エゾシカでの事例を踏まえて~」
鈴木 正嗣氏 (岐阜大学応用生物科学部 獣医学講座 野生動物医学研究室 教授) 
3. 「猛禽類の生息地保全の試みと今後」
      井上 剛彦氏 (極東イヌワシ・クマタカ研究グループ代表 /クマタカ生態研究グループ副代表)
4. 「傷病野生動物鳥獣救護カルテやミネラル分析からみた野生動物保護管理に」
    須田 沖夫氏 (NPO法人野生動物救護獣医師協会 理事)
5. 「兵庫県におけるニホンジカの保護管理の現状と未来」
横山 真弓氏 (兵庫県立大学 准教授/兵庫県森林動物研究センター 主任研究員)
 
 各ワークショップの内容、スピーカーの皆様の発表要旨はこちら→ワークショップの詳細
 
 各ワークショップの当日の様子につきましては、現在、日英両文にて記録集を作成致しております。ご用意の出来たものから随時、掲載させて頂きますので、今しばらくお待ち下さい。
 
懇親会
 
日時: 2009年12月12日 18:00-20:00
会場: 神戸ポートピアホテル本館地下1F 偕楽の間
 会議初日の夜にポートピアホテルでアドバイザー、スピーカーの皆さんを囲んで懇親会を行いました。
 お料理は、有機野菜のお料理、ワークショップⅢでご発表されました、ポークランドグループ代表の豊下様のご好意により提供された、のびのび飼育の「桃豚」が使われたメニューや展示会にご出展下さいました、丹波姫もみじさんの野生丹波鹿のメニュー等がご用意されました。
 会場では、分野を越えて集まられた動物関係の専門家の皆さんが、大いに交流され、貴重な楽しいひと時を過ごされました。
 
 

桃豚のビネガー風味

 

丹波鹿マスタードソース

 
 

海外スピーカーの皆様
(左よりバーンズ氏、ラック氏、
ローデアス氏、クライン氏)

 

アドバイザーの皆様
(左より植村氏、柴内氏、
玉井氏、山口氏、山崎氏)

 
併設展示会
 
 展示会場では、ペットから産業動物、野生動物に至るまで様々なフィールドで活動しておられる企業、団体の皆さんによる展示が行われました。
 ご来場された皆さんは、それぞれのブースに立ち寄って、熱心にご覧になったり、ご説明をお聞きになったりしておられました。
 

 出展団体と出展内容についてはこちら→会場見取り図 (pdf)

     
     
     
     
     
 会場中央のステージでは、終日、様々なプログラムが展開されました。人と愛犬が一緒に楽しむことの出来るドッグスポーツのデモンストレーション、ワーキングドッグによるデモンストレーション、家庭犬しつけデモンストレーション、ワンちゃんの体型や動き、また、アレルギー等の皮膚疾患にも優しい機能服のファッションショー、飼い主さんが愛犬とご参加頂けるゲーム等が行われました。
     
ファッションショー参加の皆様
 
     
     
ゲーム参加の皆様
 
     
     
中央ステージでのプログラム
 
 また、飲食コーナーでは、有効活用の野生肉、飼育方法にこだわったお肉のお料理や地元神戸の企業によるカフェコーナー等、美味しいお食事もご用意して頂きました。
   
   
   

 会場は愛犬連れでの入場を可と致しましたが、愛犬にはマナーパンツの着用をお願いしました。マンションの共有部分、カフェ等公共の場で一番問題となるのは、粗相の問題です。マナーパンツを着用することで、飼い主さんも粗相の心配をしないで、楽しんで頂くことが出来ますし、周りの方も安心です。

 今回、第一衛材(株)様のご協力により、マナーパンツを持参されていないワンちゃんには、会場入り口でオムツをプレゼントし、ご着用の上、入場して頂きました。会場内には万が一粗相をした時のためのお掃除コーナーを設置し、飼い主さんにご協力をお願い致しました。
(用品提供:グッドウィル株式会社、サラヤ株式会社)
 

 二日間に渡る、国際会議と併設展示会も終了に近づき、国際会議の会場では、閉会式が行われました。

本会議は沢山の皆様に支えられて開催することが出来ました。閉会式では、本会議を開催するにあたり、ご尽力を賜りました皆様をご紹介させて頂き、壇上にお上がり頂きました。
 ご協賛企業、サポート企業、法人サポーター、個人サポーターの皆様、助成団体の皆様、マナー・衛生用品等ご提供下さいました皆様、ご支援本当に有り難うございました。また、会議開催にあたりご協力を賜りました沢山のご協力団体、ご後援団体、スピーカーの皆様に心より御礼申し上げます。    サポーターの皆様方のご紹介
 

会議を支えて下さった皆様
 最後にご共催団体、会議立ち上げ当初より私共を支えて下さいましたアドバイザーの皆様をご紹介させて頂いた後、常に地元神戸の企業市民として私共の活動を支えて下さっております、ネスレ日本株式会社ネスレピュリナペットケアカンパニープレジデント 村林様よりメッセージを頂きました。
ネスレ日本株式会社ネスレピュリナペットケア
カンパニープレジデント 村林様
 本会議の趣旨にご賛同頂き、ご来場下さった皆様に御礼を述べられた後、「N(ニュートリション)、H(ヘルス)、W(ウェルネス)、ペット達の心身の快適な状態を目指して、製品の開発を行い、ペットに対して社会貢献をしていきたいという私どもの企業理念が本会議の理念とまさに合致しているのではないかと思います。」とお話しされ、最後に会議の為にご尽力、ご協力を賜りました団体、先生方、ご来場者、全ての皆様に感謝の意を表され、閉会の辞とされました。
 

 今回は、立ち上げの会議ということもあり、開催にあたりましては、本当に沢山の皆様に温かいご支援、ご協力を賜りました。
心より御礼を申し上げます。
 分野を超えて沢山の専門家の方々が集結をされました本会議及び展示会では、多くの結び目(Knots)が生まれました。
 ご参加された方々からも、次回も是非に、というお言葉を頂いております。
 次回の開催日も決定致しました。
  2012年2月18日(土)、19日(日)です。

 
 
沢山の皆様に会議をご紹介頂きました!!
ご協力誠に有り難うございます。
 

 私どもとご一緒に是非、この会議を共に育てて頂きたいと存じます。
 2年後に再び皆様にお会いできるのを楽しみに致しております!

 

 
 
神戸アニマルケア国際会議2009 報告
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