SCAS(コンパニオン
アニマル研究会)会長。獣外科医。1975年グラスゴー大学卒業。
1984年からは獣病理学者である夫と共に、ランカシャー州にてコンパニオンアニマルの病院を経営。ここで働くスタッフは、人と動物の「絆」(ボンド)の、個人や社会に対する重要性を理解し認識している。そして動物、人間、さらにコミュニティーのニーズを把握し、サポートを提供している。
オームロッド氏は、人間と動物の絆の実用的な応用に深い興味がある。コミュニティーにおいては、地元の学校で道徳教育を行ったり、病院、老人ホーム、精神障害施設や刑務所などにアニマルアシステッド
セラピー(AAT、動物介在療法)を導入したり、またペットを正しく飼うための準備の指導も含め、ペットオーナーがシェルターや老人ホームへ入る際のサポートなどを行っている。オームロッド氏は英国のペットハウジング推進連合「パースウェイ(Pathway)」の創設メンバーの一人であり、ランカシャーのマイヤーズコフカレッジに、新規にアニマル
アシステッド セラピーの教養課程コースを立ち上げるのにも貢献し、英国の介助犬プログラム「ケーナイン パートナーズ(Canine Partners)」の共同創設者でもある。また、スコットランド刑務所のAATアドバイザーであり、ここ数年、最高厳重警備の刑務所のペットセラピストとしても活躍している。
オームロッド氏はまた、チャーチルのフェロー(評議員)として、アメリカ中を旅し、人と動物との絆についての優れた研究や実践を行っている施設を訪れている。英国内そして海外で、様々な施設においてのコンパニオンアニマルの役割についての研究を重ねてきた。
ヒューマン・アニマル ボンドの分野での活動のまとめ
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