2003年12月3日没 愛犬次郎は捨犬で、我が家の玄関先で 見つけたのは平成3年3月3日の ひな祭りの日でした。 子犬(生後3カ月程度)でしたが、脚は大き く 大型犬に成長することは 予測しましたが、性格の従順な 優しい犬に成長しました。 小生が山登り、野外活動(冬場限定)に行くときは いつも一緒に連れて行き、 他に登山者のいない時期の大峰山では 山道を何度も喜んで上り下りして、 走りまわった姿が忘れられません。
生後3カ月の捨て犬の【次郎】が我が家の一員になったのは平成3年3月3日のひな祭りの日、亡くなったのは平成15年12月3日、大きい(24キロ)くせに甘えん坊だった【次郎】との別れはつらく悲しい思いでした。 【次郎】が臨終の間際に右手を差し出しましたので、驚いて握り返しましたが、まるで【お世話になり、有難うございます、幸せな生涯でした】とのメッセージと受け止めることが出来ました。 【次郎】は丹波篠山にある湖畔の堰堤の片隅で永遠の眠りについていますが、毎年2度程は【次郎】の娘と思う【さくら】を連れてお墓参りに行き、13年間の色々な思い出にふけっています。 共に過ごした13年間で一番の思い出はシーズンオフの大峰山登山、他に登山者もなく、リードを離すと険しい山道を何度も行き来しながら、急峻な山道に喘いでいる飼い主とは一定の距離(50m以内)を保ち、数倍の距離を走り回り山頂に着きました。 山頂で持参の弁当を共にしましたが、愛犬の嬉しそうな姿を見て、飼い主としては無上の喜びを覚えました。 また、10年前に家族で東京デズニーランドに行ったとき、 季節が3月でしたので、朝から車内でお留守番させることにしましたが、家族が車から離れて行くといつまでも鳴き声が止みませんので、心痛みつつ園内に入場しました。 夕方、そっと車に近づくと鳴き疲れたのか熟睡中でしたが、 ドアを開けると目を覚まし、安堵した姿が忘れられません。 思いでは尽きませんが、【次郎】の存在なくして【さくら】はなく、二匹の性格は正反対ですが、【さくら】は【次郎】の娘と思い、【さくら】に子犬が産まれれば【次郎】は天国で祖父になれることになります。