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愛動物病院 獣医師 山本先生
写真提供:健康福祉課 |
第一部では、神戸市獣医師会に所属しておられる愛動物病院の獣医師山本先生による「犬との生活(ライフパートナー)」の話があり、プロジェクターを使いながら、わかり易くご説明下さいました。犬と人との歴史や、オオカミとイヌとの違い、オオカミの種類によって、それぞれ異なる犬に派生したといわれる犬種について、犬好きな人にはとても興味ある内容となっていました。
JKCの登録数によると日本での人気犬種は、近年3年間は上位5位までは変わっておらず、1位:ダックスフント、2位:チワワ、3位:プードル、4位:ヨークシャーテリア、5位:パピヨンという順位となっているとのことでした。よく見かける犬種達のラインナップになるほどと思いつつ、日本では小型犬は飼いやすいというイメージがあるのかと大型犬(?)を飼っているスタッフとしては少し寂しい気もしました。
問題行動の話では、「最近、犬の問題行動が取り上げられますが、実は犬にとっては正常な行動の場合が多いんです。飼い主さんが、迷惑だったり困るということで、問題行動扱いされる場合がほとんどであり、そのような、人にとっての迷惑行為は、実は原因を作っているのが人だったりする場合や、子犬が成長する過程で受けた様々な要因があるんです。」と話して下さいました。また、飼い主の愛犬に対する健康管理の責任や、愛情ある接し方、しつけの仕方などご説明下さり、犬を選ぶコツとして、ポイントを挙げて頂きました。
山本先生は、狂犬病の恐ろしさにも触れ、「狂犬病予防注射を犬に接種させるのは犬だけでなく、人を狂犬病から守る為のものでもあります。現在でも海外の多くの国で発生している大変危険な病気であるため、海外では決して犬や動物にむやみに触れないようにしましょう」と注意を呼び掛けられました。
そして最後に、「犬は一生の友達、苦楽を分かち合えるライフパートナーです。そのようなパートナーとの楽しい生活をおくって頂きたいと思います。」とおっしゃられました。