会場では、様々な人間模様ならぬ犬模様、そして飼い主さんとワンちゃんの微笑ましい、また楽しい関係が伺えました。
中には、ドッグランで出会った気の合うワンちゃん同士、帰り際にはお互い名残惜しそうに振り返り、振り返りして帰っていく様子が何とも可愛らしく、お互いの次回に来る日などを約束されて帰っていかれる飼い主さん方もいらっしゃったようです。
また、よく来て下さる顔なじみの常連さんも増え、六甲山カンツリーハウスのドッグランを気に入って下さっていることは嬉しいばかりです。

（ランを楽しむためのワンポイントアドバイス）
ランは初めての若いワンちゃんは、はじめは少し緊張気味で、飼い主さんから離れませんが、気の合うワンちゃんがいると、少しずつ自ら興味を示していきます。飼い主さんのほうも緊張しているので、まずは飼い主さんが愛犬に「大丈夫だよ」と明るい声で勇気付けてあげましょう。飼い主さんが緊張して黙ったままだと、他の犬に慣れていないワンちゃんの不安と緊張が増します。少しでも愛犬の不安を取り除いてあげる為にもまずは飼い主さんが「ここは楽しいところだよ」とリラックスして、愛犬とオモチャで遊んだり、走ったりしてあげて下さい。

怖がりのワンちゃんの場合は、決して無理強いして他のワンちゃんに近づけないこと。嫌がる愛犬を抱いたまま他のワンちゃんに近づけても、ワンちゃんは身動きが取れないので、怖さが倍増してしまいます。まずは他のワンちゃんから少し離れた所からで構わないので、犬同士が楽しそうに遊んでいる様子を見せてあげて下さい。怖がりのワンちゃんは相手が明るくて元気すぎるワンちゃんでもやっぱり怖くなってしまうようです。最初のお友達は、大人しいワンちゃんがよいでしょう。愛犬を励ましながら、徐々に他のワンちゃんに慣らしてあげましょう。

とっても元気で、他のワンちゃんと遊ぶのが大好きな明るいワンちゃんも、相手のワンちゃんの気持ちをちゃんと分かって、加減して遊ぶことを教えてあげましょう。ついつい元気が良すぎて、相手の犬が嫌がっているのに追いかけてしまう場合は、飼い主さんが愛犬をいったん呼び戻してあげましょう。「呼び戻し」のトレーニングはしっかりと普段からして下さいね。

ドッグランで犬の社会性を養い、ワンちゃん同士や飼い主さん同士の交流の場として、また飼い主さんとワンちゃんの絆作りの場、運動不足解消の場などに、大いにドッグランを活用して頂けたら嬉しく思います。