神戸市動物愛護協会50周年事業　特別講演会

　　神戸市動物愛護協会は創立して今年で５０周年をお迎えになられました。それを記念致しまして、作家の椎名誠氏をお招きして「世界で見た人間と動物－の現場」講演会が、神戸国際会議場メインホールにて開催されました。また一般応募からの動物愛護写真コンクールの表彰式も行われ、応募総数１１０点の中より厳選して選ばれました１４名の入賞者の方々に同協会会長である矢田絢子氏より賞状が授与されました。


主催：運営：開催日時：開催場所：来場者数：	神戸市動物愛護協会 NPO法人Knots 2006年１月２２日（日）　13：00～14：30 神戸国際会議場メインホール約４００人

神戸市動物愛護協会
会長矢田絢子氏

始めに神戸市動物愛護協会会長矢田絢子氏より、「この度、神戸市動物愛護協会発足より５０周年を迎える事ができ、たいへん嬉しく存じます。当協会は、子どもたちの心の発達を促すような事業に取り組んでまいりました。動物を介し、動物に対する優しさを持ってもらう事で、子どもたちに優しさと、心の豊かさを育めるような事業を今後とも継続させていきたいと存じます。」と動物だけでなく、子どもたちへの愛情あふれるあいさつを頂きました。また、神戸市長矢田立郎様と神戸市獣医師会会長市田成勝様より祝電が贈られ、それぞれのお祝いのメッセージがご紹介されました。

　続いて動物愛護写真コンクールの表彰式が行われ、矢田会長より、最優秀受賞の方には、賞状と額に入れられた受賞作品が贈呈されました。優秀賞には２名の方が、また

平成１８年度
狂犬病予防接種ポスター

特別賞（１８年度狂犬病予防接種ポスター）が１名選ばれ、それぞれの受賞者の方にも、矢田会長より賞状が贈られました。佳作に入選した１０名の方々も壇上にて表彰され、会場からは、入賞者一人一人に温かい拍手が贈られていました。コンクールに応募された１１０点の作品はいずれも動物達に対する愛情に溢れ、モデルの表情豊かな作品ばかりでした。神戸ペット総合学院の生徒さん達からも多くの作品が寄せられました。このように多くの応募作品があったことは、神戸市民の方々の動物に対する関心の高さや愛護の精神が広く浸透している様子の表れだと思われます。全ての応募作品は会場ロビーで展示され、平成１８年度の狂犬病予防接種ポスターもお披露目されました。愛らしい動物達の写真は、ご来場された多くの方々に心温まるひと時をもたらしたことと存じます。


最優秀賞受賞者	優秀賞　受賞者

特別賞　受賞者	佳作　受賞者

　表彰式の後、作家の椎名誠氏による「世界で見た人間と動物－の現場」と題し講演会が行われました。予定１時間のところ時間を延長しての講演会は、椎名誠氏の体験した様々な国の風土やそこに暮らす人々と動物との関係について、来場者の笑いを度々誘うユーモラスなエピソードを交えながら話をして頂き、また、動物愛護について考えるよい機会を与えて下さいました。

　講演会の終わりに、当日のお手伝いをして頂いた神戸動植物環境専門学校の生徒さんより、椎名誠氏に花束の贈呈が行われ、再度会場の皆様より拍手が起こりました。
　「今度とも人と動物の共生についてご理解頂き、全ての動物に優しい神戸市であり続けられますよう皆様のご協力をよろしくお願い致します」という司会の挨拶で神戸市動物愛護協会５０周年記念事業は幕を閉じました。
　多くの方にご来場頂き、皆様の動物に対する関心の高さ・意識の高さが伺えた式典となりました。このように地域に根ざした活動をされている神戸市動物愛護協会のお手伝いができましたことを、Ｋｎｏｔｓとしても大変光栄に存じます。