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■訪問日 |
2007年6月18日(月)
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■場所 |
兵庫県動物愛護センター三木支所
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(写真提供:兵庫県動物愛護センター三木支所) |
ようやく梅雨らしくなった6月の半ば、Knotsスタッフは今年4月にオープンしたばかりの兵庫県動物愛護センター三木支所を訪問してきました。
ゆるいアーチを描いた屋根と、淡いクリーム色の壁の建物は、どことなく柔らかい雰囲気をかもし出し、エントランスから広がる芝が薄曇の中、鮮やかな緑を放っていました。
敷地面積約20,000平方メートルの広いセンターの敷地内には林もあり、さまざまな小鳥のさえずりなども聞こえてくるそうです。周りも静かで、とても落ち着いた環境にありました。 |
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兵庫県動物愛護センター三木支所の芝崎所長に、施設の案内をして頂きました。
多目的ホールでは、ちょうど譲渡犬候補の子犬4匹と成犬1匹のトレーニングの最中でした。センターが4月にオープンしてから、譲渡会もすでに行われており、10頭ほどの子犬達が、新しい飼い主さんの元で幸せに暮らしているとのことです。芝崎所長は「今は行なっていませんが、将来的には猫の譲渡にも取り組んでいきたいと考えています。」とおっしゃっていました。
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多目的ホール |
しつけ教室の様子
(写真提供:兵庫県動物愛護センター三木支所) |
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犬のしつけに関する掲示 |
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100平方メートルの広い多目的ホールは、しつけ方教室やふれあい教室、セミナーなどができるよう設備が整っています。入り口ホールには、動物飼養に関する様々なパンフレットなども充実して置かれており、誰でも無料で持ち帰ることができます。 |
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動物飼養に関するパンフレット類 |
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施設内には他にも、負傷動物を治療するための処置室、検査室、譲渡犬室、犬猫それぞれ区切られた収容室と子犬保管室がありました。建物には、障害者用トイレも整っており、バリアフリーの構造になっています。屋外にも、譲渡候補犬が遊ぶ為の野外パドッグがありました。
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処置室
(レントゲン)
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検査室 |
レントゲン室、手術室なども
完備されています。 |
外から直接出入りできるドアもあり、
施設内を通らずに感染症の疑いのある
検体を運び入れることができます。 |
譲渡犬室 |
子犬保管室 |
譲渡犬の条件をクリアした犬たちは、
新しい飼い主さんのもとへ行くまでの間、
立派な家庭犬になれるよう
たくさんの愛情を注がれながら、
トレーニングを受けています。 |
子犬が収容されると、子犬用の保管室で、
健康体であるかどうか検査され、
しばらく様子をみます。 |
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野外パドック
(写真提供:兵庫県動物愛護センター三木支所) |
ふれあいモデル猫 |
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愛護センターでは、引き取り依頼のあった犬猫、通報によって捕獲された犬猫の収容も業務として行わなくてはなりません。また収容された犬猫の多くは、定められた期間(拘留翌日より3日間)の後、別の場所へ連れて行かれ、処分という運命をたどります。訪問した時にも、収容室には数多くの犬猫がいました。動物の飼い主一人一人が、適正飼育、終生飼養を意識し、愛情を持って動物と接することで、このような不幸な犬猫達を減らすことができると思います。
兵庫県動物愛護センター三木支所では、動物に関する情報提供やセミナーの開催、飼育相談も受け付けています。これから動物を家族として迎え入れようかと考えておられる方、飼育について相談されたい方は、一度センターを訪れてみて下さい。きっとお役に立つ情報を得られると思います。 |
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